EU金融制度の形成史・序説―構造的パワー分析

著者:石田 周【著】
出版社:文眞堂

商品説明

内容説明

世界金融危機以前に欧州連合(EU)で展開されてきた金融制度改革は、EUにおける金融の不安定化をもたらした。では、このような制度改革はどのようなメカニズムで生じたのか。本書は、スーザン・ストレンジのアプローチを応用し、金融機関や証券取引所のような民間アクターが行使した構造的パワーという視点から、EU金融制度の形成史を描く。



目次

序章
第1章 世界金融危機以前のEU金融制度改革に関する先行研究
第2章 非国家アクターが行使する構造的パワーを捉えるための「3段階のアプローチ」―ストレンジのアプローチとその修正
第3章 EU金融制度改革分析への「3段階のアプローチ」の応用
第4章 EUにおける金融制度改革と金融機関等の構造的パワー
第5章 EUにおける株式市場規制と金融機関・証券取引所の構造的パワー
第6章 EUにおける金融担保規制と金融機関の構造的パワー
第7章 クロスボーダー銀行M&Aに関する規制と大手銀行の構造的パワー
第8章 EUの国家補助規制政策のドイツ州立銀行への適用と金融機関の構造的パワー
終章



著者等紹介

石田周[イシダアマネ]
愛知大学地域政策学部助教。博士(経済学)。専門はEU経済論、金融論、国際政治経済学。略歴:1990年生まれ。立教大学大学院経済学研究科博士後期課程、立教大学経済学部助教を経て、2019年より現職。2022年3月に博士学位(経済学、立教大学)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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