内容説明
骨関節障害、神経障害、内部障害の3つの理学療法領域から、新人理学療法士が関わる機会の多い46症例を掲載。症例の状態を忠実に描写し、より実際的な臨床思考のトレーニングができるよう構成。臨床の理学療法士が執筆することにより現場の臨場感と最新知見を反映。「導入のためエッセンス」を用いて、各疾患に対する一般的な理学療法の復習やその章の予習が可能。クリニカルリーズニングの手法として仮説演繹的推論を採用し、思考の流れを「仮説立案」と「仮説証明」の2つのパートで構成。エキスパート理学療法士の思考結果を明確に示すために、データ解釈の結論、その根拠、そして思考内容の順に記載し、思考の基盤となるクリニカル・ルール(CR)も併記。
目次
第1章 骨関節障害理学療法(上腕骨近位端骨折;足関節部骨折;脊椎圧迫骨折 ほか)
第2章 神経障害理学療法(尺骨神経麻痺;脳血管障害‐急性期・右視床出血;脳血管障害―回復期・右視床出血 ほか)
第3章 内部障害理学療法(慢性閉塞性肺疾患;気管支喘息;肺癌 ほか)
著者等紹介
有馬慶美[アリマケイミ]
看護リハビリ新潟保健医療専門学校校長
三宮克彦[サンノミヤカツヒコ]
熊本機能病院総合リハビリテーション部理学療法士課課長
松本直人[マツモトナオト]
東京医療学院大学保健医療学部リハビリテーション学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)