内容説明
全国水平社創立100周年(2022年3月)を迎えようとしている今、部落問題はどこまで解決したのか。愛知県・あま市の地域に住む人たちからの詳細な聞き取りによって、地域の人たちの生活の今を明らかにする。
目次
1 「部落」の歴史と解放運動―愛知県・甚目寺(合併してあま市に;甚目寺とは;地域の部落解放運動)
2 「部落」の今(地区内の在住者‐地区内外婚;地区外の在住者‐地区内外婚;夫婦とも地区外の出身‐地区内に居住 ほか)
3 私を育ててくれた“ふるさと三次”(叔母のこと;同級生のこと;地域活動;自分自身のこと)
著者等紹介
丹波真理[タンバマリ]
1949年、広島県三次市に生まれる。高等学校卒業後、会社勤めを経て、働きながら保育専門学校で学び、愛知県海部郡甚目寺町の保母となる。30歳で甚目寺町議会議員となり、7期28年、地方政治の革新と地域運動に携わる。現在、介護施設にて介護に従事。被爆2世として被爆の実相の語り部活動にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)