商品説明内容説明
本書は、近年とくに顕わになった「安全保障化」と、日本人の大半が気づいていない「緩衝国家(Buffer Stateバッファーステート)」という2つのキーワードを軸に、世界と日本の危機をどう克服するかのヒントを提示したいと思い、急きょ書き上げたものである。私は、アフガン戦争の停戦のロビー活動の中で、NATOそしてアメリカ政府の代表たちとの協議でこのケースをよく引き合いに出した。「タリバン・アルカイダの所業を上回る戦争犯罪を犯した絶対悪魔をシエラレオネ人に許させ、対話と交渉によって平和を導いた。それもアメリカの主導で。アフガニスタンでできない訳がない。アメリカの勇気ある思慮と決断次第だが。さもないと、この対テロ戦争は永遠に続く」と。
目次
第1章 ガザ:戦争か、ジェノサイドか
第2章 ウクライナ戦争
第3章 どうやって最速の停戦を実現させるか
第4章 親米国家日本だからこそアメリカの戦争を理解しなければならない
第5章 東アジアのウクライナ化はあるのか
第6章 朝鮮国連軍という日本の命運を支配するゾンビ
第7章 「緩衝国家」日本が生き残る道
著者等紹介
伊勢崎賢治[イセザキケンジ]
1957年、東京都生まれ。2023年3月まで東京外国語大学教授、同大学院教授(紛争予防と平和構築講座)。インド留学中、現地スラム街の居住権をめぐる住民運動にかかわる。国際NGO職員として、内戦初期のシエラレオネを皮切りにアフリカ3カ国で10年間、開発援助に従事。2000年から国連職員として、インドネシアからの独立運動が起きていた東ティモールに赴き、国連PKO暫定行政府の県知事を務める。2001年からシエラレオネで国連派遣団の武装解除部長を担い、内戦終結に貢献。2003年からは日本政府特別代表としてアフガニスタンの武装解除を担当。ジャズミュージシャン・トランペット奏者としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
大国の仕掛ける「安全保障化」にとらわれず
戦場となる「緩衝国家」と自覚することが
日本人のとるべき最大の安全保障だ!
国連紛争処理人が提唱する
「ウクライナとガザ」停戦への道
武装解除のプロが説く
【緩衝国家ニッポン 歩むべき非戦の道とは?】
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「安全保障化」と「緩衝国家」
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本書は、近年とくに顕わになった「安全保障化」と、日本人の大半が気づいていない
「緩衝国家(Buffer Stateバッファーステート)」という2つのキーワードを軸に、
世界と日本の危機をどう克服するかのヒントを提示したいと思い、急きょ書き上げたものである。
私は、アフガン戦争の停戦のロビー活動の中で、NATOそしてアメリカ政府の代表たちとの協議でこのケースをよく引き合いに出した。
「タリバン・アルカイダの所業を上回る戦争犯罪を犯した絶対悪魔を
シエラレオネ人に許させ、対話と交渉によって平和を導いた。
それもアメリカの主導で。アフガニスタンでできない訳がない。
アメリカの勇気ある思慮と決断次第だが。さもないと、この対テロ戦争は永遠に続く」と。
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