内容説明
1本1万円のビニール傘で1000万円を集めた、老舗・傘メーカー社長が伝授。こだわりの「逸品」が映える知恵と工夫とは?マクアケ、レディーフォー、米国Kickstarterでの経験で得たスキルを、すべて教えます!
目次
第1章 なぜ、老舗傘屋がクラウドファンディングに挑戦することになったのか(クラウドファンディングに出会ったきっかけ;どうすればクラウドファンディング説明会に参加できるのか ほか)
第2章 衰退する百貨店と商店街、発展するネット販売(かつてにぎわった百貨店と商店街の行く末;伝統工芸品の最大の取引先とは? ほか)
第3章 発展し続けるホワイトローズのDNA(ビニール傘の誕生は、先代の知恵と工夫の融合;雨が降ったら傘をさすという日本文化 ほか)
第4章 クラウドファンディングを成功させるための秘訣(クラウドファンディングは後継者の腕試し向き;後継者の希望となるクラウドファンディング ほか)
著者等紹介
須藤宰[スドウツカサ]
1955年生まれ。1979年に中央大学法学部、工学院大学専門学校機械科卒業後、株式会社SSKに入社、アメリカ支社にて現地法人設立業務に従事。1983年よりホワイトローズ株式会社代表取締役社長。創業1721(享保6)年から300年続く傘メーカーの10代目となる。東京都洋傘協同組合理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
著者である、浅草の創業300年の老舗傘メーカー・ホワイトローズ社長の須藤氏が、3回のクラウドファンディングのプロジェクトで成功を収め、2回目には1000万円の支援金を集めた秘訣を大公開。クラウドファンディング成功のカギを握る「プロジェクトの目的に合った運営会社選び」「細部にこだわったサイトページ作り」「返礼品を通じた応援者とのつながり」について、経験から学んだことを余すことなく伝える。
クラウドファンディングには「資金面のリスクを最小限に抑えられる」「社内の大きな活性化につながる」「自社製品のブランド力・開発力を高められる」「反響がメディア進出・宣伝につながる」など様々なメリットがあるという。商店街・百貨店での販売による売り上げがあまり見込めない現代において、中小企業メーカーはIT活用に積極的に取り組むべきだと須藤氏は語る。「選挙傘」の「カテール」、美智子皇后陛下(当時)がお使いになられた「縁結」など、ものづくり職人としてこだわりをあつめて作られた高級ビニール傘の開発秘話なども掲載。中小企業・町工場に向けた経営のヒントがちりばめられた一冊。