内容説明
利用者の要介護度を改善できるデイサービスだけが生き残れる!!改正介護保険で現場の仕事はこう変わる。
目次
第1章 2018年改正介護保険でデイサービスはどこが変わるのか(今回の改正介護保険は単に減算だけでは済まない;基本コンセプトである「介護予防」と「機能向上」に注目 ほか)
第2章 「機能維持」だけでは生き残りは難しい本当の理由(要介護高齢者の“日中の居場所”の提供で終わってしまえば経営は危うくなる;これからのデイサービスに欠かせなくなる「機能の向上」のポイント ほか)
第3章 栄養改善の中身は「特養」なみの水準を求められる!?(「栄養改善加算」の中身に注目;管理栄養士を配置できないデイではどんな工夫が必要か ほか)
第4章 「介護と医療の連携」が強まるとどんな仕事のスキルが求められるのか(すでに地域での「チームケア」への移行は始まっている;介護が主導するのか、医療が主導するのか ほか)
第5章 生き残れるデイサービスに必要なものとは何か(今後、デイサービスではリスクが多様化してくる;介護現場の事故防止にはしっかりしたマニュアルの整備が必要 ほか)
著者等紹介
中尾浩康[ナカオヒロヤス]
大阪生まれ。福祉施設経営コンサルタントとして、多くの特養ホームなど介護施設運営の業務改善に取り組んでいる。大阪市立大学経済学部中退。商社、スーパー、塾講師、精密機器メーカー管理職などを経たのち、阪神・淡路大震災、父親の死などを転機に介護分野に転身する。現在は、福祉サポート一滴舎を立ち上げ、施設経営のコンサルティングや講演などに積極的に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
4月の診療報酬&介護報酬のダブル改定により、デイサービスに「重度化防止」を評価する加算が導入されました。今回の報酬改訂で設けられた「ADL維持等加算」は、利用者の自立支援・重度化防止を明確に評価した加算です。これは要介護度を改善した事業者にインセンティブを支払うという制度です。 この制度の導入によって「利用者の要介護度を改善できない」デイサービスは淘汰されることになります。本書はデイサービスが生き残るために何をしたらいいのか、そのポイントと、今後の地域包括ケアの行方を解説した1冊。