Contemporary Classics 武士道―ぶれない生きざま

著者:新渡戸 稲造【著】/前田 信弘【編訳】
出版社:日本能率協会マネジメントセンター

商品説明

内容説明

誇り高き日本人の、自分に恥じない生き方、「名誉」を重んじる心、これぞ至高の美徳―現代に通じるぶれない生きざまが現代語訳と解説でよくわかる。



目次

第1部 名著『武士道』とは(新渡戸稲造という人物;なぜ『武士道』を書いたのか ほか)
第2部 『武士道』を読む―現代日本語訳で読む『武士道』(道徳体系としての武士道;武士道の源泉;義あるいは正義 ほか)
第3部 『武士道』に学ぶイクテグリティ(武士道における徳目;日本人の美徳とは何か;インテグリティ―武士道に通じる美徳)



著者等紹介

新渡戸稲造[ニトベイナゾウ]
1862(文久2)年〜1933(昭和8)年。思想家、教育家、農業経済学者。盛岡藩藩士の子として生まれ、東京外国語学校から札幌農学校を経て、アメリカに留学。帰国後、台湾総督府勤務、京都帝国大学教授、一高校長兼東京帝国大学教授、東京女子大学学長を歴任。さらには国際連盟事務次長に就任し国際親善に努めた

前田信弘[マエダノブヒロ]
経営コンサルタント、高校講師、専門学校教員を経て独立。長年、経営、会計、金融、マーケティングなど幅広くビジネス教育に取り組むとともに、さまざまなジャンルで執筆・コンサルティング活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

古典の名著からヒントを得て現代の複雑な問題を自ら解く思考力を身につけるための新シリーズ第一回配本全3冊の1冊古典の名著を現代語訳し、ハウツー本では解けない課題を自ら解く力を身につける「コンテンポラリー・クラシックス」シリーズの1冊。
日本人の精神性を「武士道」をもとに問い直した新渡戸稲造の名著をわかりすい現代語訳にして用語解説を加えました。
現代を生きる我々に求められる必須の価値観「インテグリティ(誠実、高潔、真摯)」にも通じる精神思想を読み解き、その知識と智慧を自身の拠り所として活かしていただきます。

はじめに
第1部 名著『武士道』とは
1. 新渡戸稲造という人物
●世界的なベストセラー『武士道』
●母の死
●留学、そして結婚
2. なぜ明治に書かれたのか
●『武士道』の執筆
●国際連盟事務次長としての活躍
●命尽きるまで
●『武士道』執筆の理由と背景

第2部 名著『武士道』を読む ―― 現代語抄訳で読む『武士道』
 第一版への序文 Preface to the First Edition
第一章 道徳体系としての武士道 Bushido as an Ethical system
  ●道徳の道を照らす武士道
  ●武士階級のノブレス・オブリージェ
  ●語られも書かれもしない掟
  ●武士道の根本に立つ礎石
第二章 武士道の源泉 Sources of Bushido
  ●仏教がもたらすもの
  ●神道がもたらしたもの
  ●儒学がもたらしたもの
  ●陽明学と新約聖書
  ●武士道が吸収しどうかした本質的な原理
第三章 義あるいは正義 Rectitude or justice
  ●最も厳しい教訓「義」
  ●義理――「正義の道義」
  ●義理の堕落
第四章 勇気、敢為堅忍の精神 Courage the Spirit of Daring and Bearing
  ●勇気とは義をなすこと
  ●勇気の訓練
  ●真の勇気――平静
第五章 仁、惻隠の心 Benevolence the Feeling of Distress
   ●「仁」――最も高貴なもの
   ●封建制と専制政治
   ●道徳と絶対的権力
   ●最も剛毅なる者は、最も優しい者
   ●敗者に対する仁
   ●音楽と詩歌の愛好
第六章 礼、礼儀 Politeness
  ●「礼」――思いやりの心のあらわれ
  ●無駄のないものこそ優美なもの
  ●茶の湯は精神修養の実践法
  ●礼は同情の優美な表現
  ●日本人の礼の考え
第七章 真実と誠実 Veracity and Truthfulness
  ●武士の言葉の重み
  ●真実でないこと、事実でないこと
  ●日本人の商業道徳
  ●武士の商売がたどる運命
  ●正直は近代産業の養子
第八章 名誉 Honour
  ●幼少期から育まれた名誉心
  ●不名誉への恐怖
  ●寛容と忍耐の心
  ●「名誉」――人生の最高の善
第九章 忠義 The Duty of Loyalty
  ●高度に発達した忠義の観念
  ●愛する者を犠牲にしてまで守るもの
  ●「孝」より「忠」をとる武士道
  ●国家は個人に先んじる
  ●良心は主君の奴隷にならず
  ●死をもって諌言する忠義の道
第十章 武士の教育および訓練 The Education and Training of a Samurai
  ●学問より人格の形成
  ●金銭を嫌う武士道
  ●実践的な目的で行なわれる教育
  ●金銭で計れないほど価値ある仕事
第十一章  克己 Self?Controll
  ●感情を面に表さず
  ●呟かずして耐える
  ●日本人の笑いの意味
  ●克己の理想――心の平静
第十二章  切腹および敵討ち The Institutions of Suicide and Redress
  ●日本人の切腹観
  ●腹に宿る魂
  ●名誉に伴う死
  ●切腹の儀式
  ●生きることこそ真の勇気
  ●敵討ちの論理
  ●敵討ちに訴えた四十七士
  ●今は存在しない二つの制度
第十三章  刀・武士の魂 The Sword the Soul of the Samurai
  ●刀は力と勇気の象徴
  ●鬼気帯びる日本刀
  ●武士道の究極の理想――平和
第十四章  女性の教育および地位 The Training and Position of Woman
  ●武士道が理想とする女性像
  ●武家の女性の第一の美徳
  ●女性の芸のたしなみ
  ●身を捨てる――自己犠牲
  ●武士道のもとにおける女性の地位
  ●女性に対する二重の評価
  ●愚妻と呼ぶ理由
  ●善悪を分ける分水嶺
第十五章  武士道の感化 The influence of Bushido
  ●武士階級から一般民衆へ
  ●サムライからもたらされたもの
  ●あらゆる階級に浸透した武士道
  ●「桜花」――我が国民の花
第十六章  武士道はなお生きているか Is Bushido Still Alive ?
  ●武士道が我が国民に刻みつけたもの
  ●私たちを衝き動かしてきた武士道
  ●原動力は我が国民の内にある
  ●今なお深く根ざす武士道の感化
  ●キリスト教伝道の失敗
第十七章  武士道の未来 The Future of Bushido
  ●抗しがたい民主主義の潮流
  ●消え去る運命の武士道
  ●守るべき偉大な遺産
  ●自らの灰より蘇る不死鳥
  ●永遠に漂う武士道の香気

第3部 『武士道』に学ぶインテグリティ
1. 武士道と徳目
●『武士道』における徳目の相関
2. 日本人の美徳とは何か
●日本人の至高の美徳
3. 上に立つ者の責任・武士道と騎士道
●インテグリティ――武士道に通じる美徳


前田 信弘[マエダノブヒロ]
【編訳】
経営コンサルタント、ファイナンシャル・プランナー。高校教師を経て独立。長年、幅広くビジネス教育に取り組むとともに、さまざまなジャンルで執筆・コンサルティング活動を行う。あわせて歴史や古典などをビジネスに活かす研究にも取り組んでいる。
著書『知識ゼロからのビジネス論語』『知識ゼロからの孫子の兵法』(幻冬舎)、『君の志は何か』(JMAM)ほか




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