内容説明
魅力ある空間の保全や創造が地域再生のカギを握る。私的空間にかかわる利益と、地域づくりや景観形成との軋轢をどう解決するのか。これらの問題に経済理論から応える現代空間論。
目次
ロック、マルクスから現代へ
第1部 土地空間の経済理論(土地と空間;建造物の経済理論;土地価格の決定メカニズム;開発とはなにか;空間公共性の理論的根拠)
第2部 空間形成と公共性(都市膨張時代の空間形成;都市膨張の終焉と都市構造の再編;景観形成と公共性;都市空間形成と公共性;都市と農山村―「分離・対立」から「融合・協働」へ)
まとめ
補論 生産価格論と地代論
著者等紹介
山田良治[ヤマダヨシハル]
和歌山大学観光学部教授。1951年大阪市生まれ。80年京都大学大学院農学研究科博士課程中退。同年和歌山大学経済学部助手(経済学科)、92年同教授。2008年観光学部の設置に伴い移動(地域再生学科)。農学・経済学博士/京都大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)