内容説明
診断から人生の終わりまで、認知症をもつ本人や家族の意思をどう汲み取り支援していくか。
目次
第1章 認知症の終末期ケアをどう考えるか(「その人らしさ」を支えるということ―なぜ認知症の診断時から終末期ケアが必要なのか;認知症をもつ人のACP―本当の想いを引き出してくれる「もしバナゲーム」;日々の対話で形づくられる意思決定支援―「小さな選択」の連なりの先に ほか)
第2章 「診断から最期まで」を支えるチームケア(家族は胃ろうはつくらないと決めていたが、予想していた時期よりずっと早くその決断を迫られた。;本人は望まなかったが、幼い子に少しでも長く父親の姿を見せたいと、妻が胃ろうを選択した。;「食べること」にこだわる本人は、施設で最期を迎えたいだろう、と考える妻の希望を叶えた。 ほか)
第3章 認知症の終末期ケアをめぐるさまざまな困難(終末期における医療の選択―事前に話し合ったことをどう活かすか;介護保険制度をめぐる課題―財源、担い手、孤立する当事者;終末期における身体管理―摂食嚥下・呼吸・排泄・疼痛・褥瘡・緊急時 ほか)
著者等紹介
山川みやえ[ヤマカワミヤエ]
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻老年看護学准教授
繁信和恵[シゲノブカズエ]
公益財団法人浅香山病院認知症疾患医療センター長
長瀬亜岐[ナガセアキ]
日本生命済生会日本生命病院診療看護師
竹屋泰[タケヤヤスシ]
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻老年看護学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)