目次
第1章 「観光」ことはじめ(観光とはなにか―その歴史とまなざしを探る;巡礼と観光―中世から続くサンティアゴの道;創り出される聖地巡礼―長崎カトリック教会の事例;湯治という観光―もう一つの日本の観光の原点)
第2章 娯楽や教養がつくる観光―グランドツーリズムとしての観光(避暑から始まる観光―かくして軽井沢は日本の観光地になった;娯楽の舞台と観光―江戸時代の観光;スポーツと観光・1―ヨーロッパアルプスのスキー観光;スポーツと観光―日本のスキー観光)
第3章 観光の大衆化―ハードツーリズムとマスツーリズムの時代(ディズニーランドが変えた観光のスタイル―ハードツーリズムとしての観光;海外旅行という観光スタイル;観光都市ウィーンに学ぶアーバンツーリズム;東京のアーバンツーリズム)
第4章 新しい観光のスタイル―ソフトツーリズムと癒しを求める時代(地域の祭りと観光;ピーターラビットと嵐が丘のルーラルツーリズム;アルプスの少女ハイジの世界を楽しむツーリズム;日本のルーラルツーリズム)
著者等紹介
菊地俊夫[キクチトシオ]
1955年、栃木県生まれ。筑波大学地球科学研究科修了。理学博士。群馬大学教育学部助教授、東京都立大学理学研究科助教授を経て、首都大学東京大学院都市環境科学研究科教授。専門は人文地理学、特に農業、農村地理学、オセアニア・ヨーロッパ研究、土地利用研究、自然・文化ツーリズム学。1988〜89年ニュージーランド・オークランド大学、1997年オーストラリア・シドニー大学客員教授。1994年から2002年まで中国科学院地理研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)