内容説明
「部品コストが高額過ぎる」「ユーザー元で壊れる」など、試作から先に進めない、生産後に問題が発生するといったことにより、多額の費用と多くの時間を無駄にしているベンチャー企業をよく見かけます。これらは自社のアイデアや新技術の製品化に挑むベンチャー企業がしばしば直面する問題ですが、いずれも製品化についての基本知識があれば回避できるものです。本書では、製品化に必須の基本知識と正しく製品を設計する手法を解説しています。ここでいう製品化とは、市場で販売する製品を設計することをさしています。製品化をめざすモノづくり企業や、製造業に業務システムを導入するSaaS(Software as a Service)企業が、より適切に製品の企画をして設計を進め生産・販売ができるように、基本的な製品設計の知識とそれにかかわる製造業の仕組みを解説しました。製品を設計する設計者は、どのようなことに配慮しながら設計をしているか、また一緒に協力して仕事をする人や企業はどんな相手か、さらにこれらの製造業の抱える課題とその解決策、そして理想の未来を考察します。
目次
第1章 自社オリジナル製品を設計できるメーカーになる
第2章 製品企画と設計構想を考える
第3章 設計を開始する
第4章 設計品質を配慮した設計をする
第5章 設計審査・検証で設計品質を維持する
第6章 部品を作製する
第7章 正しい部品コストの見積りを取得する
第8章 量産品質を維持して生産する
第9章 DXとこれからのモノづくり
第10章 日本のモノづくりの課題とこれから
著者等紹介
小田淳[オダアツシ]
オリジナル製品化/中国モノづくり支援ロジカル・エンジニアリング代表。1983年上智大学理工学部機械工学科卒業。2023年ロジをロジカル・エンジニアリングに改称(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「部品コストが高額過ぎる」「ユーザー元で壊れる」など、試作から先に進めない、生産後に問題が発生するといったことにより、多額の費用と多くの時間を無駄にしているベンチャー企業をよく見かけます。
これらは自社のアイデアや新技術の製品化に挑むベンチャー企業がしばしば直面する問題ですが、いずれも製品化についての基本知識があれば回避できるものです。
本書では、製品化に必須の基本知識と正しく製品を設計する手法を解説しています。ここでいう製品化とは、市場で販売する製品を設計することをさしています。製品化をめざすモノづくり企業や、製造業に業務システムを導入するSaaS(Software as a Service)企業が、より適切に製品の企画をして設計を進め生産・販売ができるように、製品設計の基本的な知識とそれにかかわる製造業の仕組みを解説しました。製品を設計する設計者は、どのようなことに配慮しながら設計をしているか、また一緒に協力して仕事をする人や企業はどんな相手か、さらにこれらの製造業の抱える課題とその解決策、そして理想の未来を考察します。