内容説明
木取り、粗彫り、小作り、彩色…。木塊が般若へと変ずるその制作過程を700枚を超す写真で余すことなく徹底公開。さらに生成、真蛇を含む三種類の般若面の七方向写真と原寸型紙を収録。般若面を打つための全てがここに凝縮されています。
目次
1章 「粗彫り」(木取り;輪郭を取る ほか)
2章 「小作り」(耳を作る;米噛みと頬を取る ほか)
3章 「彩色」(下塗り;上塗り)
4章 「道具」(面打ちに使う道具;作業台を作る;能面の用材;姿勢)
5章 「原寸大型紙」(生成;真蛇)
著者等紹介
倉林朗[クラバヤシアキラ]
生年月日、昭和35年6月15日。昭和54年8月長沢氏春氏(無形文化財技術保持者)に師事し、面打ちを始める。平成21年3月茨城県石岡市に能面教室を創設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
嫉妬、怨念、悲しみ、嘆きを融合した、美しくも哀しい般若面。その異形面「生成」「真蛇」も含め、7方向から撮影の実寸大手本写真と、700枚を超える詳細な工程写真で習得する。そのまま使える原寸大型紙つき。
※2013年8月刊行の同名書籍のカバーデザインと定価を変更し、再刊行したものです。内容に変更はありません。