内容説明
文字を「書く」から「打つ」に変わったいまだから、体から始める書道再入門。体から毛筆の魅力を引き出し、自分の身を文字にする、まったく新しい書の入門書登場。美しくなくてもいい、自分が好きになれる字を書こう。QR動画付きでわかりやすい!
目次
第一章 “かきぶり”に込められる書が持つ力(そもそも書とは何なんだろう?;“かきぶり”に込められる思い ほか)
第二章 体から始める自分の書の創り方(書は丹田から?;坐骨で座る ほか)
第三章 この筆を見よ!著者が選ぶ名筆20選(王羲之 “書聖といえばこの人”;顔真卿 “頑固一徹” ほか)
第四章 「打つ」ではなく「書く」 書は自由だ(名筆の条件;筆文字は嘘をつけない? ほか)
付録 著者と編集者が選ぶ『新墨場必携』(あらためて、書は自由だ!;何を書けばいいのか ほか)
著者等紹介
小熊廣美[オグマヒロミ]
雅号、日々軌(ひびき)。1958年埼玉県生まれ。高校時代に手島右卿臨書「積時帖」を知り書家をめざす。77〜80年日本書道専門学校にて、岡部蒼風、石田栖湖、小木太法、右卿高弟らに学び、80〜82年同研究科にて手島右卿の指導を受ける。89〜91年北京師範学院留学、各地の書道遺跡を多く訪ねる。94年初個展「卿斎志異の世界」、96年パリ個展「OGUMA」をはじめ国内外で作品を発表。また伝統芸能の方々との交流組織展開や著名工芸作家の方々とのコラボ、楮を育てるところからの紙漉きも長く関わり小川和紙技術継承者として多くの人士を指導。並行して業界誌等の書画解説や評論も長く関わってきた。一般参加型の市民書展のさきがけとなっている「新選組書展」に関わるなど、多岐にわたって書の多様性を追求。現在、東京、横浜、埼玉で、大人から子どもまでの書塾・ワークショップを中心に、その場その人に合わせた指導を行いながら、書と書の周辺に遊ぶ遊墨民を自任し生きている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
文字は「書く」から「打つ」に変わった。そんな今だからこそ、体から始める書道再入門書。体と毛筆をつなげる座り方から、楷書行書の実践や著者の選ぶ名筆から書に関するコラム、思わず書きたくなる新しい墨場必携までを収録。
【目次】