内容説明
この本には、みなさんが調剤報酬事務を行う上で知っておかなければならない医療保険制度のしくみや、薬の基礎知識、処方箋の読み方、薬剤の計算方法などを、はじめの一歩から丁寧に解説しています。患者受付から窓口会計(窓口徴収)、調剤報酬請求(レセプト)のしかたまで、しっかり学べるように作成しました。この1冊で学びながら、ぜひ調剤報酬の楽しさを感じてください。
目次
第1章 医療保険制度の基礎知識
第2章 保険薬局の基礎知識
第3章 薬の基礎知識
第4章 処方箋の基礎知識
第5章 調剤報酬の算定のしかた
第6章 調剤報酬明細書作成のしかた
著者等紹介
青山美智子[アオヤマミチコ]
東北福祉大学大学院卒業後、岩手県立大学大学院博士後期課程にて人口減少社会を支える地域包括ケアのあり方に関する研究を行う。仙台青葉学院短期大学教授。衆議院私設秘書、一般医療機関勤務を経た後、医療系専門学校で診療報酬請求事務、医事コンピュータならびに医療関連知識の教鞭をとる。その後、短期大学ならびに各専門学校等にて各種の講座や検定対策特別講義を担当する。また、東京都産業労働局の公的機関の講師ならびに試験問題の適正水準を図るため技能照査試験問題等の審査委員も務め、現在、職業訓練指導員として、短期大学において優秀なメディカルスタッフの輩出を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
本書は、調剤報酬の仕事について、令和6年に改訂された最新の薬価にもとづいて解説された最新版です。
薬代の計算は、思いのほか複雑です。代表的なものだけでも、薬自体の値段、薬の量、薬の管理費、営業時間外の対応、患者さんが加盟している医療保険などの要素があります。
本書では、すべての要素について、図や表を使いながら整理し、わかりやすくていねいに解説しました。
理解度を確かめられる練習問題をいくつも用意しましたが、それだけでは、どうしても不安だ、という人のために、別冊として、いくつかのケースごとにレセプト作成の手順を学べる作例集を用意しました。
さらにいっそうのIT化に寄与する「医療DX推進体制整備加算」や糖尿病患者と慢性心不全患者に対する「調剤後薬剤管理指導料」についても解説しています。
ぜひ、本書で調剤報酬事務のエキスパートになってください。