目次
序章 オーストリア学派の社会的性格
第1部 学派創始者たちの肖像(マックス・ヴェーバーにとってのメンガー;1871年以降のカール・メンガー;財政家としてのベーム=バヴェルク;ヴィーザーとオーストリア自由主義)
第2部 世紀初頭の新世代(ベーム・ゼミナールの新世代;シュンペーターにおける「資本主義過程」の探究;オーストリアにおける貨幣経済論の胎動)
第3部 補論と展望(ベーム=バヴェルク資本利子論の形成過程;ヴィーン大学の講義とオーストリア学派;オーストリア学派の“復活”と歴史的オーストリア学派)
著者等紹介
八木紀一郎[ヤギキイチロウ]
1947年福岡県に生まれる。1978年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。岡山大学教授、京都大学教授、摂南大学教授・学長などを経て、京都大学名誉教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
メンガー、バヴェルク、ヴィーザー、シュンペーター等オーストリア学派の成立を担った経済学者の思想と学説を中欧帝国の社会経済史と精神史のコンテキストから解読する。長らくケインズ革命に光を奪われながら近年復活著しいオーストリアンのブリリアントな研究である。