郵政民営化の政治経済学―小泉改革の歴史的前提

著者:伊藤 真利子【著】
出版社:名古屋大学出版会

商品説明

内容説明

戦後日本の発展と軌を一にし、隠れた福祉・再分配機能をはたした郵便貯金が、その巨大化の過程で抱え込んだ問題の核心とは。金融財政史の展開から民営化論の虚実を捉え直し、熱狂と混迷を生み出した小泉改革の歴史的位置を、政治手法やイデオロギーをめぐる議論をこえて初めて描き出す。



目次

序章 郵政民営化と郵便貯金
第1章 「郵貯増強メカニズム」の誕生―高度成長期の郵便貯金(1)
第2章 郵便局政策の地域的展開―高度成長期の郵便貯金(2)
第3章 金融構造の変化と郵貯「大膨張」―安定成長期の郵便貯金
第4章 金融自由化と「1990年ショック」―バブル経済下の郵便貯金
第5章 国債問題の顕在化―長期不況下における郵便貯金
第6章 郵政民営化の政策決定過程―小泉改革下の郵便貯金
第7章 郵政民営化の現在と巨大郵貯のゆくえ
終章 郵政民営化とは何だったのか



著者等紹介

伊藤真利子[イトウマリコ]
1980年生まれ。2012年青山学院大学総合文化政策学研究科博士課程修了。青山学院大学総合文化政策学部助教、静岡英和学院大学人間社会学部准教授を経て、平成国際大学法学部准教授、博士(総合文化政策学)。論文、「バブル経済下の郵便貯金―「90年ショック」をめぐって」(『郵政資料館研究紀要』第3号、2011年、第8回日本FP学会賞審査員賞)、「郵便貯金の民営化と金融市場―金融変革期における郵便貯金」(『青山社会科学紀要』第36巻第2号、2008年、第1回石橋湛山新人賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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