ヨーロッパ文明の黎明

著者:チャイルド,ヴィア・ゴードン【著】〈Childe,Vere Gordon〉/近藤 義郎/下垣 仁志【訳】
出版社:京都大学学術出版会

商品説明

内容説明

考古学屈指の名著、初の邦訳。



目次

第1章 食糧採集民の残存
第2章 オリエントとクレタ島
第3章 アナトリア―エーゲ海への王の道
第4章 キクラデス諸島の海洋文明
第5章 ギリシア―村落から都市へ
第6章 バルカンの農村
第7章 ドナウ文明
第8章 黒土地帯の農民
第9章 文化はユーラシア平原を越えたのか?
第10章 北方の諸文化
第11章 森林文化の残存
第12章 巨石建造者とビーカー族
第13章 イタリアとシチリア島の農民と交易民
第14章 西地中海の島嶼文明
第15章 イベリア半島
第16章 アルプス地帯の西方文化
第17章 大西洋岸の巨石建造者
第18章 ブリテン諸島
第19章 本書の回顧―ヨーロッパ社会の先史時代



出版社内容情報

現在も世界中で読まれる20世紀最高峰の考古学者チャイルド。その哲学的歴史叙述は常に新たな研究視点をもたらす源泉であり、決して忘れ去られない。ヨーロッパ人類史を解明し、ビッグ・ヒストリー考古学の元祖と言われ、ポップカルチャーの考古学者像にも影響を与えたこの傑物の若き日の代表作、本邦初訳。詳細な用語説明・解説を付す。

【推薦】溝口孝司氏 (九州大学教授・World Archaeological Congress(世界考古学会議)第6代代表)
 体系性を完備した専門分野としての考古学の確立を告げた本書には、この学問がたどることになる軌跡と、その道程で出会う困難と克服へのヒントが既に予告されていた。しかし、そのことを十分に読み込み感得することは、この書物を生涯の「プロジェクト」とした知の巨人ヴィア・ゴードン・チャイルドの、過去と同時代と未来との対峙の構えの全体的な把握なしには困難である。この翻訳事業は、各改版時の変更とその含意の検討を手がかりに「プロジェクト」としての本書の性格を浮き彫りにすることにより、その含意の確実な定位と、その可能性の核心へと読者がそれぞれに接近することを可能にした。
 名声高くも謎(エニグマ)的であった『ヨーロッパ文明の黎明』が、真の意味でのアクチュアリティをもって今、わたくしたちの前に再び現れることとなったことを、本当にうれしく思う。




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