内容説明
ボランティアやってみてどうだった?何か感じた?相手はどうだった?そんなこと分からないって?答えが一つでない世界で誰もが一度ならず抱くモヤモヤ。学校、病院、文学、アートなど様々な場所・分野で活動する筆者たちが心の奥を語ります。あなたも一緒に考えてみませんか?
目次
序章 ボランティアは「モヤモヤ」を提供するのか
第1部 「思い」から考えるボランティア(学校―ボランティアは何を励ますの?;生き方―「ボランティア=人生」はあり?なし?;原動力―「児童虐待をなんとかせねば」突き動かされる思い;キャリア形成―ボランティアって就活に役立つの?)
第2部 「他者」から考えるボランティア(文学―自己表現を支えるボランティア;在日コリアン―ボランティアをする/しないの境界線;演じる―分かった「つもり」のボランティア?;関係性―他者の他者性に気づく)
第3部 「正しさ」から考えるボランティア(紛争―「正しさ」を疑う;アート―人に必要な知識を伝える道具;食―ボランティアから気づく社会のモヤモヤ;医療―労働とボランティアの境界)
終章 「私」を生きるボランティアの隣の「他者」と「社会」
著者等紹介
李永淑[リヨンスク]
帝京大学文学部准教授。おもな研究分野・関心事は、ボランティア、NPO、地域連携貢献、進路キャリア形成、アクティブラーニングなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)