目次
第1部 我が国における限界地農業の支援制度と自然再生(耕作放棄地再生手法の類型化と地域振興;蜜源作物の導入による荒廃農地の解消の可能性;野草地を利用した緑茶の高付加価値販売―世界農業遺産・静岡の茶草場農法を例に;寄付金付き土産による阿蘇農業の支援;消費者による応援消費を通じた生物多様性保全の可能性 ほか)
第2部 海外における限界地農業の支援制度と自然再生(英国イングランドの新しい農業環境政策(ELM事業)に見る自然再生と農業との両立
英国の新たな農業政策による構造変革―集約化と粗放化の二極化
英国の条件不利地域農業の行方―ダートムーアの事例から
台湾の自然再生と森林養蜂
韓国の事例にみる自然再生と農業)
著者等紹介
矢部光保[ヤベミツヤス]
九州大学大学院農学研究院教授、京都大学農学部卒、博士(農学)。農林水産省農林水産政策研究所・環境評価研究室長、英国ロンドン大学主席客員研究員などを経て、現職。専門は農業経済学、環境経済学。農業の持つ外部経済効果や有機性資源の地域循環を中心に研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)