内容説明
科学技術は、人類の幸せのために役立てなければならない―ビキニ環礁の水爆実験で降った「死の灰」を分析し、核兵器実験の放射能汚染に警鐘を鳴らした猿橋勝子。たゆみなく正しいことを説き続け、女性科学者の道を切り拓いた、八十七年の人生。
目次
第1章 雨を見上げる女の子
第2章 ふたつの出会い
第3章 マリー・キュリーと放射能
第4章 女性科学者誕生
第5章 死の灰の分析
第6章 ウィーンの鐘の音
第7章 二酸化炭素と海
第8章 分析対決
第9章 親愛なるマリー・キュリー
著者等紹介
清水洋美[シミズヒロミ]
出版社勤務後、フリーランスの編集者・ライターとして自然科学関連の児童書を中心に、企画、編集・執筆を幅広く行っている
野見山響子[ノミヤマキョウコ]
1978年埼玉県に生まれる。東京農業大学応用生物科学部バイオサイエンス学科卒業。在学中から版画制作をはじめ、2006年よりフリーのイラストレーターとして活躍。ゴム版画によるイラストレーションを中心に制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)