目次
序章
安元の大火
治承の辻風
治承の都遷り
養和の飢饉
元暦の地震
人間生活の苦しみ
方丈の庵
庵での生活
たどり着いた境地
終章
著者等紹介
田中幸江[タナカユキエ]
埼玉県生まれ。二松學舎大学文学部国文学科卒業、専修大学大学院日本語日本文学専攻博士後期課程修了(博士“文学”)。現在、二松學舎大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
日本三大随筆のひとつ『方丈記』を、18世紀末に描かれたとされる「方丈記絵巻」と合わせて掲載。疫病、火災、地震などの中、長明が至った無常観が、生き生きとした画の描写とともに伝わり、戦禍、コロナ禍、気候変動などに生きる現代に訴えかける。『方丈記』自体を紹介する本編に加え、巻末には『方丈記』および絵巻の解説を添える。