目次
第1部 鳥獣戯画とは何か(鳥獣戯画 甲巻(全図)
鳥獣戯画 乙巻(全図)
鳥獣戯画 丙巻(全図)
鳥獣戯画 丁巻(全図)
四巻の比較1 モチーフの継承
四巻の比較2 筆致の比較
鳥獣戯画断簡
鳥獣戯画模本(長尾家旧蔵本)
絵巻としての「鳥獣戯画」
筆者の問題1 かたち
筆者の問題2 線描
丙巻の制作年代 再考
丁巻と鎌倉時代の絵巻
丁巻法会場面 本尊画の源流
空気表現のいろいろ
「鳥獣戯画」の伝わる高山寺
「鳥獣戯画」クローズアップ)
第2部 鳥獣戯画をとりまく世界(戯画の系譜―即興性、遊戯性、滑稽さ、ユーモア;動物の造形―兎・蛙・猿;動物の造形―聖なる動物・俗なる動物;動物の造形―猛獣から虫まで;みんな大好き鳥獣戯画)
著者等紹介
土屋貴裕[ツチヤタカヒロ]
1979年千葉県生まれ。千葉大学大学院単位取得満期退学。東京文化財研究所を経て、東京国立博物館主任研究員。「鳥獣戯画 京都高山寺の至宝」(2015年)、「春日大社 千年の至宝」(2017年)等の特別展を担当
三戸信惠[ミトノブエ]
1967年広島県生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。サントリー美術館に勤務し、「鳥獣戯画がやってきた」展などを企画・担当。現在、山種美術館特任研究員
板倉聖哲[イタクラマサアキ]
1965年千葉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科美術史学専攻、博士後期課程中退。大和文華館学芸部部員、東京大学東洋文化研究所助教授・准教授等を経て、東洋文化研究所教授。研究領域は中国を中心とした東アジア絵画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)