内容説明
氷壁とフィヨルド、夏の一瞬、咲きほこる花々―人の気配が全くない極限の地で、地質学者をとらえて離さない「野性」とは。地球科学とネイチャーライティングを最高の形で融合させた、ジョン・バロウズ賞受賞作。
目次
はじめに 人跡未踏の極限の大地“ウィルダネス”を経験するということ
序章 人間として科学者として大自然の中で理解できること、できないこと
第1章 再発見
第2章 統合
第3章 発現
おわりに―ウィルダネスを共有することの意味
著者等紹介
グラスリー,ウィリアム[グラスリー,ウィリアム] [Glassley,William E.]
カリフォルニア大学デービス校の地質学者、デンマークのオーフス大学の名誉研究員で、大陸の進化とそのエネルギー源となるプロセスを研究している。70以上の研究論文のほか、地熱エネルギーに関する教科書の著者でもある。ニューメキシコ州サンタフェ在住
小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
人間は、人跡未踏の大自然に身をおいたときに、
どのような行動をとるのか。
氷壁とフィヨルドの海岸に囲まれたグリーンランドで、
地質学者は、何を見、何を感じたのか。
地球科学とネイチャーライティングを合体させて、
最高のノンフィクションとたたえられたジョンバロウズ賞受賞