サクラソウの目―繁殖と保全の生態学 (第2版)

著者:鷲谷 いづみ【著】
出版社:地人書館

商品説明

内容説明

かつては身近な野草でありながら、絶滅危惧植物となってしまったものは数多い。その中のシンボルとも言えるサクラソウを主人公に、野草の暮らしぶりや花の適応進化、虫や鳥とのつながりを生き生きと描き出し、野の花と人間社会の共存の方法を探っていく。保全生態学の入門書としても大好評だった初版に、大型プロジェクト研究による分子遺伝生態学的成果を加え、植物の繁殖と保全の取り組みの方向性を示した。保全生態学の基礎解説も最新の記述に改めた。



目次

1章 サクラソウとの出逢い―花の多様性に魅せられて
2章 プリムラとサクラソウ
3章 時空のはざまをぬって―サクラソウの生活史
4章 花は誰のために咲くのか
5章 瞳の秘密
6章 絶滅が忍び寄る
7章 消えたパートナーを追う
8章 サクラソウをめぐる生き物のネットワーク
9章 遺伝子の多様性を探る
10章 遺伝子流動からみた植物の保全
11章 なぜ生物多様性を守るのか



著者等紹介

鷲谷いづみ[ワシタニイズミ]
1950年、東京で生まれる。東京大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科修了(理学博士)。筑波大学助教授を経て、現職、東京大学大学院教授。研究室のたくさんの院生・学生とともに、種子の休眠・発芽戦略や異型花柱性など、植物の生活史の進化を研究テーマとする一方で、絶滅危惧植物の保全や植生復元など、保全生態学の研究にも取り組んでいる。研究対象としている絶滅危惧種は、サクラソウ、カッコソウ、マイヅルテンナンショウ、アサザ、フジバカマ、チョウジソウ、カワラノギクなど。土壌シードバンクを用いた水辺の植生の再生には、研究としてだけでなく実践に大きな夢を描いている。土壌シードバンクの潜在的な力を引き出す方法についても研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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