決算分析の地図“財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術”

著者:村上 茂久【著】
出版社:ソシム

商品説明

内容説明

財務情報×非財務情報、決算書だけを読めば、企業のビジネスモデルを掴むことができるのか?答えは「NO!」です。企業分析に有用な素材は、P/L、B/S、C/Sだけではない。有価証券報告書、決算短信、決算説明資料、株価、決算公告、中期経営計画、目論見書等。最近では非財務情報についても言及されている統合報告書も注目されています。そして、そこまで広範囲の情報を注視して初めて、真のビジネスモデルに到達することができるのです。“全方位からの企業情報を駆使して、分析の解像度を極限まで高めてください!”



目次

第0章 「企業分析:7つの定石」について
第1章 企業の収益構造を把握するP/L―オリエンタルランドとサンリオの比較から見る収益構造の違い
第2章 企業のビジネスモデルが見えてくるB/S―オリエンタルランドとサンリオ、任天堂とソニー、ニトリと良品計画の比較から見るビジネスモデルの違い
第3章 キャッシュの使いみちを把握できるキャッシュ・フロー計算書―利益が出ているのに純資産が減っているAppleの謎を解き明かす
第4章 時価総額から見る企業の評価と分析方法―UUUMとANYCOLORから見る時価総額とファイナンス視点
第5章 なぜ、企業の経営指標ではROEが重視されるのか―トヨタ、ホンダ、日産の3社をROEの視点から比較する
第6章 企業の未来予想が描かれている中期経営計画の読み解き方―資生堂はなぜ、TSUBAKIを売却したのか
第7章 今後の企業分析には不可欠となるESGの視点と、非財務情報に関する統合報告書の勘所―商社で時価総額トップクラスの伊藤忠商事の統合報告書
第8章 上場目論見書等を読み解くことで企業のIPOを分析する―D2Cで成長をしてきたクラシコムとベースフードの対照的な上場スタイル
第9章 赤字でも成長を続けるSaaS企業の分析方法―創業以来赤字続きのfreeeは、なぜ株式市場で評価されているのか
第10章 コーポレートガバナンスは企業にどのような影響を与えるのか―NTTによるドコモ買収から見るコーポレートガバナンスの重要性



著者等紹介

村上茂久[ムラカミシゲヒサ]
株式会社ファインディールズ代表取締役。iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授。跡見学園女子大学兼任講師。2004年立教大学経済学部経営学科卒業(副総代)、06年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。同年新生銀行(現SBI新生銀行)に新卒で入行。ストラクチャード・ファイナンス業務を中心に、証券化、不動産投資、不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事する。2018年よりGOB Incubation Partners株式会社の取締役CFOとして新規事業の開発、起業の支援、バックオフィスの設計及び管理等を実施する。加えて、複数のスタートアップ企業等の財務や法務等の支援も手掛ける。2021年1月に財務に関するコンサルティング、研修及びメディア事業等を行う株式会社ファインディールズを創業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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