林芙美子が見た大東亜戦争―『放浪記』の作家は、なぜ「南京大虐殺」を書かなかったのか

著者:宮田 俊行【著】
出版社:ハート出版

商品説明

内容説明

「朝日新聞」「毎日新聞」の“従軍作家”となった林芙美子は、母国の兵士たちと寝食を共にしながら、過酷な戦地を駆けめぐった。彼女が自分の目で確かめたかった“本当の戦争”とは何なのか。残された貴重な記録をもとに、その足跡を辿る。



目次

はじめに―一次史料の重要性
台湾、中国、二六歳の旅
ソ連大使に極秘書類を届ける
恋人はリットン報告書スクープ記者
コミュニストにソ連亡命を誘われる
「内地」だった樺太
侵略する欧米、非難されるのは日本
南京に行くまで
虐殺はなかったから書かなかった
文芸銃後運動に打ち込む
太鼓をならし笛を吹いたのは誰か
七ヵ月にも及んだ南方従軍生活
アッツ島「玉砕」で突然の沈黙
苦労したのは慰安婦ではなく一般女性
さよなら、マッカーサー



著者等紹介

宮田俊行[ミヤタトシユキ]
昭和32(1957)年、鹿児島県鹿屋市生まれ。鹿児島市で育つ。鹿児島県立鶴丸高校、早稲田大学法学部卒業。現在まで40年続く早大『マイルストーン』創刊初期メンバー。情報誌の『ぴあ』が伸びて月刊から隔週刊に移行する時期にアルバイトし、サブカル系の人たちに多数インタビューする。南日本新聞(本社・鹿児島市)に26年余り勤め、枕崎支局長、奄美大島支社長、文化部デスクなど記者一筋。社会部記者時代の昭和63年には、年間企画「火山と人間」取材班として日本新聞協会賞を受賞した。早期退職後は、京都造形芸術大学通信教育部文芸コースを卒業して芸術学士を取得。東京都新宿区立赤城生涯学習館長を1年務めた。福岡県小郡市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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