出版社内容情報
次々と襲い来る不可思議と恐怖
濃密怪談集!
静岡の深山にある廃村では、恐ろしい異界が口を開けて佇む――
「第二十五話 京丸」より
恐るべき取材の数を誇る怪談作家・川奈まり子が綴る108話の濃厚濃密な怪談奇譚集。
・飼い猫を巡る不可思議な思い出話「夢まくらの猫」
・林間学校のレクリエーションで肝試しを始めたら…「本当になった怖い話」
・自死を選んだ父とその後「父の心残り」
・昭和30年あたりに拝み屋をしていたという祖母の逸話の連作「拝み屋チヅ子」
・毎日昼寝の時に誰かが訪ねてくる夢を見るのだが…「百鬼夜行に盗まれた」
・再婚を機に引っ越しをした家、奇妙なことが起こり出し…「狂宅」
・八王子の心霊スポット巡りをしていた最中、迫ってきた物音は…「真夜中の錫杖」
――など圧倒的筆致で怪異が迫る!
【目次】