視覚文化とデザイン―メディア、リソース、アーカイヴズ

著者:井口 壽乃【編・執筆】/伊原 久裕/菅 靖子/山本 政幸/児玉 幸子/暮沢 剛巳【執筆】
出版社:水声社

商品説明

内容説明

モダンデザインはいかにして創造・越境・集積されたのか?モダニズム期から現在まで、視覚文化を構成するタイポグラフィ、ピクトグラム、アイソタイプ、写真、ポスター、ホログラフィなどの豊富な例を取りあげながら、デザイン思想の趨勢を浮き彫りにする最新の研究成果。



目次

1 グラフィック理論の形成と越境―前期モダニズム(チェコスロヴァキアのモダニズムとアメリカへの越境―ラディスラフ・ストナーのグラフィックデザイン;アイソタイプのアメリカへの越境―一九三〇年代のルドルフ・モドレイの活動を中心に;パーシー・ランド・ハンフリーズ社と越境のデザイナーたち―一九三〇年代イギリスのモダニズム;一九三〇年代イギリスにおけるニュー・タイポグラフィの導入)
2 イメージの継承と還流―後期モダニズム(デザインの創造と継承―亀倉雄策にみる発想のためのイメージ・ソース;二〇世紀視覚言語の一系譜―アイソタイプからピクトグラム標準化へ;活字書体デザインの再生と創造―第二次世界大戦後におけるグロテスク活字のリバイバル;一九六〇年代後半のアメリカ西海岸におけるサイケデリック・ポスターの展開)
3 三次元イメージとグラフィズム(ホログラフィを用いた初期の芸術作品について;ポストモダン以降の新しいイメージ―ルディー・バーコートの軌跡)
4 コレクションと展示―デザイン・リソース(デザイン資源が語ること―デザイン・アーカイヴズという不完全な歴史の形;「デザイン資源」としての竹尾ポスター・コレクション)



著者等紹介

井口壽乃[イグチトシノ]
1959年、静岡県生まれ。現在、埼玉大学教授。専攻、美術史、デザイン史、映像論

伊原久裕[イハラヒサヤス]
1958年、広島県生まれ。現在、九州大学教授。専攻、グラフィックデザイン研究

菅靖子[スガヤスコ]
1968年、福岡県生まれ。現在、津田塾大学教授。専攻、デザイン史、イギリス史

山本政幸[ヤマモトマサユキ]
1967年、愛知県生まれ。現在、岐阜大学准教授。専攻、視覚伝達デザイン、タイポグラフィ

児玉幸子[コダマサチコ]
1970年、静岡県生まれ。現在、電気通信大学准教授。専攻、芸術学、情報学、メディアアート研究

暮沢剛巳[クレサワタケミ]
1966年、青森県生まれ。現在、東京工科大学教授。専攻、二〇世紀美術・デザイン史、ミュゼオロジー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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