内容説明
通関士試験にこれから挑む初学者から実務のおさらいがしたい事業者まで、貿易の流れや仕組みについて学べる入門書です。講義調のテキストと豊富なイラスト付き図解により、内容をイメージしながら理解が進められます。試験でも問われやすい貿易の細かなルールにも、できた背景を含め可能な限り言及しています。
目次
1 通関をマスターする!(税関と輸出入;通関のしくみを知ろう ほか)
2 輸入と税金をマスターする!(輸入の際に課される税金とは?;関税額を確定するには? ほか)
3 課税価格をマスターする!(課税価格の計算の基本とは?;仕入書価格と「課税価格の決定の原則」 ほか)
4 いろいろな関税率と減免税・戻し税をマスターする!(関税率とは?;減免税・戻し税のしくみとは?〜その1・再び輸入する〜 ほか)
著者等紹介
片山立志[カタヤマタツシ]
株式会社マウンハーフジャパン代表取締役社長、日本貿易実務検定協会理事長として現在に至る。またその間、PALビジネス専門学校ファイナンシャルビジネス科学科長、大阪国際大学現代ビジネス学部及び嘉悦大学経営経済学部非常勤講師、早稲田大学エクステンションセンター講師、日本経済新聞ビジネススクール講師などを務める。金融法学会会員、特定行政書士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
通関士国家試験の合格を目指す人にとって、広範な試験範囲や細かな知識を前にすると、受験勉強に対して気後れしてしまったり、どこから手を付けていいか分からないといったことが起こりがちです。
また、国家資格取得まで行かなくとも、貿易通関の実務に従事する人としては、職務に当たるうえでその基本的な知識を押さえておきたいと思うでしょう。
本書はこうした方々に向けた、通関士国家試験対策のファーストステップや実務に関する基礎知識を学べる入門書です。
「通関」「輸入と税金」「課税価格」「関税率等」の大きく4つのパートで構成されており、「そもそもそれらは何なのか?」という部分から噛み砕き、図解を交えて解説しています。
しかし、単に広く浅くではなく、試験対策や実務において重要な部分では実例を挙げたり深堀りを行ったりしていますので、勉強中に不安を覚えた際に立ち返る基本書としても活用できます。
改訂3版では最新情報への更新もさることながら、AEO制度や輸出に関する記述を拡充させました。
これから通関や貿易実務を学び始める方はぜひ本書をお役立てください。