内容説明
保険薬局・医薬品・医療保障制度などの基礎知識から、処方箋の見方・算定の方法・レセプト作成まで解説。各章の知識を確認する章末チェックテストの小問ごとに、検定試験の出題分析による重要度をランク付け。調剤録やレセプトの点検・作成に関する計19のケーススタディを演習問題として収録。
目次
1 保険薬局の基礎知識
2 医薬品の基礎知識
3 医療保障制度
4 処方箋の見方
5 調剤報酬の算定
6 レセプト(調剤報酬明細書)の作成
7 調剤報酬ケーススタディ
出版社内容情報
「調剤報酬請求事務」は、薬剤師の下で支援補助業務を行う「調剤(薬局)事務」の実務を意味し、またその技能を測るための民間検定の総称です。
検定試験としての「調剤報酬請求事務」は、調剤薬局で患者が支払う調剤料を適切に算定する知識と技能を問うもので、検定の取得自体は業務に必須ではありません。しかし、待遇面で有利になることや保険制度の末端にかかわることから、従事者にとっては身につけておきたい知識について検定を通じて学ぶことができるため、人気を博しています。
一方で、調剤料に係わる調剤報酬点数は2年、薬価点数については1年で改定されますし、医療制度改革は毎年のように行われますので、知識に対するアップデートは欠かせません。検定合格後も引き続き学んでいく必要がある分野です。
本書は調剤事務に関する重要なポイントを整理して解説を加え、また豊富なレセプトに関する演習問題を収録しました。レセコンによる入力・点数計算が主流ではありますが、制作過程を含め、実際に手を動かしてレセプトに触れていただくことで、知識やスキルとしての定着を図ってください。
2024年4月時点での調剤報酬点数および薬価点数の改定に対応した最新版であり、検定や実務学習にお役立てください。
※各種資格・検定によって、どの時点での調剤報酬点数や薬価点数等を解答で使用するかは異なります。受験に当たっては、各試験の受験要項をよくご確認ください。