内容説明
食べるのに時間がかかる、汚い言葉を使う、宿題をやろうとしない、友だちに手を出す…etc.場面ごとのNG例とOK例を発達障害の第一人者がアドバイス。困ったとき参考になるお母さんの体験談つき。
目次
1 発達障害の子が、何度言っても「わからない」理由(「早くしなさい」「やめなさい」が、まるで効かないのは…;「できて当たり前」ができないのが発達障害;まずは、その行動特徴を知っておきましょう)
2 もう叱らなくても大丈夫。「ちゃんと伝わる」言葉がけのルール(話しかけるときは、子どもの視線の中に入って言葉がけを;指示を出すときは、言葉と視覚情報を併用して;注意をするときは、短い言葉で具体的&肯定的に;できたことを認めてあげる言葉がけを)
3 日常生活の「できる」がどんどん増える言葉がけ(グズグズ・モタモタに関すること;しつけ・マナーに関すること;注意・関心の向け方に関すること;コミュニケーションに関すること)
4 「その子らしさ」を大切にする子育てを(わかりやすくて育てやすい発達障害の子どもたち;よき理解者の存在が必要不可欠;園や学校の先生とも上手に連携を;障害を伝えるときは、その子の得意なことを強調して伝えて;子どもたちが育ちたいように育てる)
著者等紹介
佐々木正美[ササキマサミ]
児童精神科医。1935年生まれ。1966年新潟大学医学部卒業後、東京大学で精神医学を学ぶ。ブリティッシュ・コロンビア大学児童精神科に留学。帰国後、国立秩父学園、小児療育相談センター所長を歴任。この間、東京大学精神科、東京女子医科大学小児科などで講師を務める。現在、川崎医療福祉大学特任教授、ノースカロライナ大学非常勤教授、横浜市リハビリテーション事業団参与。40年以上にわたって保育園、幼稚園、児童養護施設等で親や職員の相談、勉強会に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)