民衆思想と社会科教育―社会的構想力を育む教育内容・方法開発

著者:鈴木 正行【著】
出版社:東信堂

商品説明

内容説明

個々人の思想形成に大きく関わる社会科教育。その責務に応えた授業実践論!民衆運動の歴史を「かつて起こった出来事」とした単なる知識教育にとどまらせるのではなく、その時代を生きた人々の思いを想像し、現代を生きる私たちの糧にしなければならない―。本書は、近代化の波押し寄せる明治期、農村地域でも生じていたエネルギッシュな民衆思想・運動の調査分析を行い、それを良質な教材として、生徒たちにその時代の人々の思いの理解と想像・創造を促す授業実践を描く。学術的探求とその授業実践への反映、その絶え間ない往還を続けた著者が培った教育方法論!



目次

問題の所在―扉をひらく
第1部 民衆運動と参加論の視座(近代社会成立期の民衆運動における社会的構想;「参加」の視座による民衆運動の教材化)
第2部 農村思想の展開と社会参画(農村の危機と耕地整理事業;地域農業史学習と社会参画意識の育成)
第3部 民衆の利害意識と政治的判断力(初期議会政治における党争と民衆意識;地域利益誘導型政治の教材化と政治的判断力の育成)
第4部 民衆の社会的構想と歴史的思考力(戦時体制下の農村思想と地主制の解体;歴史の断絶性・連続性の視点と歴史的思考力の育成)
第5部 現代社会と社会的構想力(社会参加と地域教育システムの構築;多文化・多民族化と共生観・統合観の育成 ほか)
研究の成果と課題―新たな知と実践の創造へ



著者等紹介

鈴木正行[スズキマサユキ]
1961年静岡県磐田市生まれ。2015年愛知教育大学・静岡大学共同大学院教育学研究科(後期博士課程)修了。博士(教育学)。浜松市内公立中学校教諭、浜松市教育委員会・浜松市博物館指導主事、静岡大学教育学部附属浜松中学校教諭等を経て、香川大学教育学部教授。社会科教育学、日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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