近代日本洋画史再考―「官展アカデミズム」の成立と展開

著者:高山 百合【著】
出版社:九州大学出版会

商品説明

内容説明

明治40年の文部省美術展覧会開設以降、「官展アカデミズム」は近代日本美術の主流として、功罪含めて大きな影響力を持ち続けたが、戦後日本の美術史研究では否定的に捉えられ、長らく等閑視されてきた。本書では、「官展アカデミズム」を多面体ととらえたうえで、官展系作家の岡田三郎助・中澤弘光・中村研一らの作品分析を通じて、近代日本洋画における「官展アカデミズム」の成立と展開を辿り、その歴史的意義や重要性を俯瞰的な視点から再評価する。



目次

序章 「官展アカデミズム」をめぐる研究史と諸問題
第1章 岡田三郎助“水浴の前”―「理想画」における花の象徴性
第2章 中澤弘光“かきつばた”―謡曲と絵画、大正期における「理想画」の展開
第3章 春台美術展と本郷絵画研究所―昭和期における官展系美術団体の一動向
第4章 昭和期官展における「現代風俗画」の展開―中村研一“瀬戸内海”を中心に
第5章 戦前と戦後の美術表現における連続性と継承性―中村研一の場合



著者等紹介

高山百合[タカヤマユリ]
博士(文学、九州大学)。1984年福岡市生まれ。関西学院大学文学部文化歴史学科卒業後、九州大学大学院人文科学府芸術学専修博士前期課程修了、同博士後期課程修了。2012年より福岡県立美術館学芸員に着任し、近代日本洋画に関連する展覧会を企画開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

明治40年の文部省美術展覧会開設以降、「官展アカデミズム」は近代日本美術の主流として、功罪含めて大きな影響力を持ち続けたが、戦後日本の美術史研究では否定的に捉えられ、長らく等閑視されてきた。本書では、「官展アカデミズム」を多面体ととらえたうえで、官展系作家の岡田三郎助・中澤弘光・中村研一らの作品分析を通じて、近代日本洋画における「官展アカデミズム」の成立と展開を辿り、その歴史的意義や重要性を俯瞰的な視点から再評価する。




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