DX(デジタルトランスフォーメーション)ナビゲーター―コア事業の「強化」と「破壊」を両立する実践ガイド

著者:フランケンバーガー,カロリン〈Frankenberger,Karolin〉/メイヤー,ハナ〈Mayer,Hannah〉/ライター,アンドレアス〈Reiter,Andreas〉/シュミット,マーカス【著】〈Schmidt,Markus〉/渡邊 哲【監訳
出版社:翔泳社

商品説明

内容説明

ビジネスを基盤から設計し直すからこそ、DXは会社にとっての新しいチャンスの大波となる。こうした根本部分の破壊こそがまさに、管理職も従業員も一様に行うコスト削減策のような平凡な業務改革と、DXとが構造的に異なる理由だ。言い換えれば、真のDXとは、既存のビジネスモデルを支援するITシステムの導入だけではない。(a)企業の既存の中核事業がどうすればデジタル化により利益を得られるかを念入りに検討すると同時に、(b)顧客のために価値を創出する新しい(デジタル)手段を模索して実現するという、2種類の変革が必要である。よって、DX完了後に向けて、2種類のビジネスを同時進行する形に、ビジネスを根本から再設計する必要がある(「Introduction」より抜粋)。



目次

Introduction 中核事業のデジタル化は必要だが、会社の命運を握るのは真新しい破壊的なビジネスだ
1 なぜ行動するのか?(行動か倒産か、決断のときがきた)
2 何をするのか?(戦略、ビジネスモデル、各種デジタル施策の対立を止め、結束させる方法)
3 どのように実現するのか(組織:柔軟な組織を構築するには?;テクノロジー:変革の推進力としてテクノロジーを活用するには?;プロセス:どのように目的を達成するか?;リーダーシップ:何をリーダーに求め、どのようにリーダーを探すか?;人材:何を人材に求め、未来の戦力をどう構築するか?;文化:どのように組織を活気づけ、団結を促進するか?)
4 どこで結果を見るか?(楽しむためではなく、結果を求めて実行する)
付録



著者等紹介

ライター,アンドレアス[ライター,アンドレアス] [Reiter,Andreas]
ザンクトガレン大学のカロリン・フランケンバーガーの講座で博士課程在学中。専門はDXと(デジタル)ビジネスエコシステム。ウィーン経済経営大学(オーストリア)とロンドンビジネススクール(英国)にて経営学を学び、優秀な成績を修める。国際的経営コンサルティング会社に2年間勤務し、金融サービス企業のDXプロジェクトとデジタルビジネスモデル構築を担当した経験がある

シュミット,マーカス[シュミット,マーカス] [Schmidt,Markus]
QSIDデジタルアドバイザリー社の創設者でCEO。同社は、家族経営の中規模企業の戦略、リーダーシップ、DXを支援するコンサルティング会社。ヴァレオ社、ボッシュ社で長期にわたりグローバリゼーションとDXを主導した経験を持ち、最近までボッシュ社オートモーティブエレクトロニクス部門のヴァイスプレジデントだった。ボッシュ社でのリーダーシップ経験から、製造業企業のDXの可能性と課題に精通する。この経験を活かし、DXに関する、経営幹部レベル向けのコーチングとアドバイザリー、産業関連イベントの講演を行い、複数の大学で講師を務める。ミュリーズグループのファッション3とクレエンNPグループのクロステックインベスト部門の役員でもある

渡邊哲[ワタナベサトル]
株式会社マキシマイズ代表取締役。Japan Society of Northern California日本事務所代表。早稲田大学非常勤講師。海外の有力ITやイノベーション手法の日本導入と大企業向けのイノベーション支援を専門とする。特に海外ベンチャー企業と日本の大手企業との連携による新規事業創出に強みを持つ。三菱商事、シリコンバレーでのベンチャー投資業務などを経て現職。欧州で開発された大企業向けビジネスモデル・イノベーション手法の国内向け導入、イノベーションを切り口としたシリコンバレーと日本のイノベーション・コミュニティ運営など、日本のイノベーションを促進するための活動を展開中。東京大学工学部卒。米国Yale大学院修了

山本真麻[ヤマモトマアサ]
英語翻訳者。慶應義塾大学文学部卒

田中恵理香[タナカエリカ]
英語翻訳者。東京外国語大学英米語学科卒、ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

真のDX化とは、

新規事業の創出である



デジタル・トランスフォーメーション(以下、DX)の

成功率はたったの16%だと言われています。

多くの企業がDX成功の糸口を見つけられずにいるのです。



DXを成功させるには、既存事業の「強化」と破壊を

両立する必要があり、成功要因が大きく異なる

この2つを取り持つ「ジレンマ」が存在するのです。



本書は、DXを成功させるためのロードマップです。

多くのDX関連書籍が「なぜ行うのか?」を中心に書かれているのに対し、

「どのように実行するのか?」を中心に解説しています。



ミシュラン、ドイツ鉄道、ネスレ、世界経済フォーラムなど

100件以上のインタビューをもとに生まれた

独自のフレームワークと、多数のケーススタディを掲載。

真のDX企業になるための方法を伝授します。




【対象読者】

●DXで自社を変革したい人。

経営者、役員、企業内アントレプレナー、製品責任者など。

経営/ITコンサルタントなど、DX化を指示する人。



●プロジェクトとして担当する人。

システム開発会社の経営者、営業、PM、SEなど。



【目次】

Introduction

●Part 1 WHY TO ACT なぜ行動するのか?

・Chapter 1 行動か倒産か、決断のときがきた



●Part 2 WHAT TO DO 何をするのか?

・Chapter 2 戦略、ビジネスモデル、各種デジタル施策の対立を止め、結束させる方法



●Part 3 HOW TO DO  どのように実現するのか?IT

・Chapter 3 組織:柔軟な組織を構築するには?

・Chapter 4 テクノロジー:変革の推進力としてテクノロジーを活用するには?

・Chapter 5 プロセス:どのように目的を達成するか?

・Chapter 6 リーダーシップ:何をリーダーに求め、どのようにリーダーを探すか?

・Chapter 7 人材:何を人材に求め、未来の戦力をどう構築するか?

・Chapter 8 文化:どのように組織を活気づけ、団結を促進するか?



●Part 4 WHERE TO SEE RESULTS どこで結果を見るか




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