目次
1 基礎
2 計算量
3 戦略
4 データ
5 アルゴリズム
6 データベース
7 コンピュータ
8 プログラミング
9 おわりに
附録
著者等紹介
フィルォ,ウラドストン・フェレイラ[フィルォ,ウラドストンフェレイラ] [Filho,Wladston Ferreira]
幼い頃からコンピュータとコーティングに常に関心を持っていた。ミナスジェライス連邦大学(UFMG)でコンピューターサイエンスの修士号を取得。「Computer Science Distilled」は計算科学をシンプルに説明するため執筆した処女作
小山裕司[コヤマヒロシ]
1998年東京都立科学技術大学大学院博士課程単位取得退学後、国際大学GLOCOM・新興企業・実践女子大学等を経て、2008年、産業技術大学院大学教授(情報アーキテクチャ専攻)。専門はシステムソフトウェア、情報アーキテクチャ、事業アーキテクチャ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
敷居の高い「コンピュータサイエンス」の全貌を一望できるライトな基礎論コンピュータに対するコンパクトな知識地図
【本書の内容】
もはやコンピュータなしには生活が立ち行かなくなるレベルにまで到達しつつある現代社会。その圧倒的なパワーを問題解決に援用するためには小手先の知識だけでは追いつきません。かといって行き当たりばったりで、全方位に知識を求めるには、その世界は広大にすぎますし、効率が悪すぎます。
本書はコンピュータサイエンスが扱う「基礎」「効率」「戦略」「データ」「アルゴリズム」「データベース」「コンピュータ」「プログラミング」という8つのジャンルにしぼり、そのエッセンスと背景となる考え方を紹介します。
どのジャンルであれ、トップクラスのエンジニアを目指すにはコンピュータサイエンスが不可欠ですが、「どこから手を付ければいいのかわからない」「砂を噛むような分厚い理論書は敬遠したい」というステップアップしたいエンジニアやその予備軍、あるいは現役だけれどももう少しライトに全体像を俯瞰したい学生にも最適な1冊です。
【本書のポイント】
・コンピュータサイエンスの全体像を俯瞰できる
・自身が手がける問題領域の解決の方向が定まる
・理論と実践の橋渡しが強固になる
・問題の抽出とその解決策が見出しやすくなる
【対象読者】
・技術に対する選球眼を磨きたい開発者
・計算機科学というコトバにアレルギー反応を起こす方
【目次】
第1章:基礎
第2章:効率
第3章:戦略
第4章:データ
第5章:アルゴリズム
第6章:データベース
第7章:コンピュータ
第8章:プログラミング
CHAPTER 1 基礎
1.1 解決案
1.2 論理
1.3 カウント
1.4 確率
CHAPTER 2 計算量
2.1 時間のカウント
2.2 O記法
2.3 指数関数
2.4 メモリのカウント
CHAPTER 3 戦略
3.1 反復処理
3.2 再帰処理
3.3 総当たり攻撃
3.4 バックトラック戦略
3.5 発見的解法
3.6 分割統治法
3.7 動的計画法
3.8 分枝限定法
CHAPTER 4 データ
4.1 抽象データ型
4.2 基本の抽象表現
4.3 データ構造
CHAPTER 5 アルゴリズム
5.1 ソート
5.2 探索
5.3 グラフ
5.4 オペレーションズリサーチ
CHAPTER 6 データベース
6.1 リレーショナル
6.2 非リレーショナル
6.3 分散データベース
6.4 地理情報
6.5 シリアライゼーション
CHAPTER 7 コンピュータ
7.1 アーキテクチャ
7.2 コンパイラ
7.3 記憶階層
CHAPTER 8 プログラミング
8.1 言語学
8.2 変数
8.3 パラダイム
CHAPTER 9 おわりに
附録
I 記数法
II ガウスの逸話
III 集合
IV カーデンのアルゴリズム
Wladston Ferreira Filho[ウラドストン・フェレイラ・フィルォ]
著・文・その他
小山 裕司[コヤマ ヒロシ]
監修
小山 裕司[コヤマ ヒロシ]
翻訳