未来への遺言―いま戦争を語らなきゃいけない

著者:前田 浩智/砂間 裕之【著】
出版社:晶文社

商品説明

内容説明

戦後80年を控え戦争が同時代史から歴史へとなる前に昭和史研究の第一人者でノンフィクション作家の保阪正康氏が語る次世代へのメッセージとは?



目次

第1章 平和国家の変容と日本の現在地(忍び寄る戦争の影;戦後日本の共通基盤;再軍備を阻む構造 ほか)
第2章 太平洋戦争への道程と非戦のための記憶の継承―ロングインタビュー 保阪正康×前田浩智(愚かな選択;戦争と皇室;「次の戦争」の現在地;二度と戦争をしないために;記録と教訓の継承;平成天皇との対話)
第3章 復刻 57人の戦争証言(2・26事件;日中戦争;戦時下の教育;真珠湾攻撃;本土初空襲;総力戦と資源;ほころび;インドの志士;絶対的国防圏;背水;空襲;本土決戦;敗戦)



著者等紹介

前田浩智[マエダヒロトモ]
毎日新聞社主筆。1960年北海道生まれ。93年に毎日新聞社の政治部記者となり、当時の森喜朗自民党幹事長を担当。首相官邸、自民党、公明党、厚生労働省、外務省などを受け持ち、細川護煕政権以降の中央政界を取材した。小泉純一郎政権では首相官邸キャップ。政治部長、編集編成局次長、論説委員長を歴任し、2021年から主筆。日本記者クラブ理事長も務める

砂間裕之[スナマヒロユキ]
1985年、毎日新聞社入社。大津支局、奈良支局、大阪本社社会部などで、主に医療をテーマにした調査報道や文化財報道などに携わった。その後、大阪、東京両本社の人事部長や大阪本社社会部長、大阪、東京の編集局長を歴任。その間、戦後60年報道や戦後70年報道に取り組んだ。執行役員編集編成担当を経て、現在は取締役常務執行役員。埼玉県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

ロシアによるウクライナ侵攻や、パレスチナ自治区ガザ地区でのハマスとイスラエルの戦闘など世界で戦火は絶えない。壮絶な敗戦を経験した日本は、その反省から平和国家の道を歩んだ。まがりなりにも80年近く平和が続いているが、私を含め日本のどれほどの人々が、ウクライナやガザの地獄を自分自身に重ねることができるだろうか。そして戦争する日本を想像できるだろうか。本書は、日本が再び戦争をしないため多角的に戦争とはなにかを理解してもらえる構成にしている。戦争を知らない世代の道しるべとなり、世界に誇れる平和国家実現の一助となると確信している。(はじめにより)




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