背中は語っている―“からだのことば”をときほぐす東洋医学

内容説明

臨床家が読み解き明かしている「背中」の秘密。図解イラスト多数で、セルフチェック、セルフケアも可能な東洋医学入門。

目次

１　“中”央の“心”臓
２　背中が痛い！
３　毛が生えちゃってるんですけど…
４　いつのまにこんなに黒く
５　特徴のない背中
６　後ろ向きに生きるケア

著者等紹介

松波太郎［マツナミタロウ］
１９８２年生まれ。臨床家、小説家。一橋大学大学院言語社会研究科修了。東洋鍼灸専門学校卒業。中国・北京中医薬大学短期研修、都内の治療院数ヶ所での勤務・研修を経て２０１８年より豊泉堂を開院。小説家としては２００８年「廃車」（原題「革命」）で文学界新人賞受賞、２００９年「よもぎ学園高等学校蹴球部」で第１４１回芥川賞候補、２０１３年「ＬＩＦＥ」で第１５０回芥川賞候補、２０１６年「ホモサピエンスの瞬間」で第１５４回芥川賞候補。『ＬＩＦＥ』では野間文芸新人賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

出版社内容情報

臨床家が読み解き明かしている「背中」の秘密。
図解イラスト多数で、セルフチェック・セルフケアも可能な東洋医学入門。

あなたの知らない「あなたの背中」が見えてくる。

身体の中心にあり最も広大な面積をもっているのに、
これまでほとんど「中心」として扱われることのなかった
「背中」という”空白”を東洋医学的に読み取り、
そこを解きほぐしていく。
読んでコリがほどける「治療本」。

【もくじ】

〈１〉”中”央の”心”臓
　・自覚≠他覚
　・ツノ
　・ヒト科の時間
　・なるべく緊急性の高い背中からご紹介していこうと思っています……
　・血圧を下げるハリ灸
　・皮膚炎
　・羽ばたくためのセルフケア・ペアケア
　・背中は語っている
　　
〈２〉背中が痛い！
　・予診票も背中のごとし
　・緊急性の高いことも……
　・地の文と「　」
　・凹ｖｓ凸
　・脊柱管狭窄症にたいするハリ灸
　・側弯症
　・背中を解くケア

〈３〉毛が生えちゃってるんですけど……
　・背中のプライバシー
　・伝染――ウツ
　・体内マップ
　・毛とは……
　・クスリの代償
　・肝臓≠肝
　・毛―白―咳―辛―哭―皮―肺

〈４〉いつのまにこんなに黒く
　・〈３〉と〈４〉の順番
　・病”変”
　・きちんとクスリが効いてくれますように
　・腎＝黒
　・腰痛、トイレが近い、下腹部痛、生理不順、不妊……
　・こどもの背中
　　　　
〈５〉特徴のない背中
　・指〜手〜腕〜肘〜脇〜肩〜首〜
　・デルマトーム
　・皮膚?筋膜?筋腹?コリ……
　・自律神経
　・”平”らに”和”んでいく
　・傷痕

〈６〉後ろ向きに生きるケア
　・治療〈陰〉
　・猫背
　・背中本
　・背中の空白
　・足に始まり、足に還る
　・表現療法？
　・ラスト・ケア