内容説明
実際の体験者が語る、24軒の怪異譚。家族と家が重ねた時間が恐怖に彩られていく。歴史の波に飲み込まれた屋敷から、現存する共同住宅まで、さまざまな住居で起こった不思議な話たちを立体的に描く現代怪談集。
目次
さとがえり
かりずまい
じゅずつなぎ
こしかた
おきざり
おんなもん
おにどの
ねずみにひかれる
あらわし
おくつき
えな
むこどの
えにし
かいまみる
さわりあり
やなり
やねうら
あかずのま
ならわし
みょうじごめん
さそいみず
とらわれて
こもりがき
かめおさ
ただいま
著者等紹介
川奈まり子[カワナマリコ]
東京都八王子市出身。ルポルタージュ的手法で怪異の体験者と場所を取材し、これまでに5000件以上の怪異体験談を蒐集。近年は怪談の語り手としても活動。怪談の著書多数。小説も少々。日本推理作家協会会員。怪異怪談研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「ふすまの隙間にガムテープを貼ったんです。
開かずの間に居る者が隙間に目を当てて覗くから。
――人間の目、でした」
家怪談の決定版! 最恐の物件集、ここにあり。
家族と家が重ねた時間が恐怖に彩られていく。体験者が語る24軒の現代怪異譚。
【推薦】
三津田信三(作家)
「民俗学的知識に裏打ちされた
確かな取材によって浮かび上がるのは
家が齎す悍ましいばかりの
怪異の数々である」
はやせやすひろ(都市ボーイズ)
「身の毛がよだつ二十四軒が
「自宅だけは大丈夫」という甘い思い
を無慈悲にぶち壊す。
すみません。先ほどからあなたの後ろ
に立つ方はご家族ですか?」
【目次】
零軒:さとがえり
一軒:かりずまい
二軒:じゅずつなぎ
三軒:こしかた
四軒:おきざり
五軒:おんなもん
六軒:おにどの
七軒:ねずみにひかれる
八軒:あらわし
九軒:おくつき
十軒:えな
十一軒:むこどの
十二軒:えにし
十三軒:かいまみる
十四軒:さわりあり
十五軒:やなり
十六軒:やねうら
十七軒:あかずのま
十八軒:ならわし
十九軒:みょうじごめん
二十軒:さそいみず
二十一軒:とらわれて
二十二軒:こもりがき
二十三軒:かめおさ
霊軒:ただいま