商品説明内容説明
平和とは、敵同士が損得勘定で戦争を避けることにほかならない。戦争が起きる「5つの原因」を、ギャングの抗争から世界大戦までの幅広い実例と、ゲーム理論で解説。「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書。
目次
第1部 戦争を引き起こすもの(人々はなぜ戦いを避けるのか;抑制されていない利益;無形のインセンティブ;不確実性;コミットメント問題;誤認識)
第2部 平和をもたらす術(相互依存;抑制と均衡;規則の制定と執行;介入;戦争についてのよくある議論の真偽)
結論 漸進的平和工学者
著者等紹介
ブラットマン,クリストファー[ブラットマン,クリストファー] [Blattman,Christopher]
シカゴ大学ハリス公共政策大学院教授。同校の開発経済センターの副センター長を務めている。経済学者、政治学者であり、その暴力、犯罪、貧困に関する世界的な研究は、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、ウォールストリートジャーナル、フィナンシャルタイムズ、フォーブス、スレート、Vox、NPRなどで広く取り上げられている
神月謙一[カミズキケンイチ]
翻訳家。青森県生まれ。東京都立大学人文学部卒業。国立大学の教員を13年間勤めたのち現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
平和とは、敵同士が損得勘定で
戦争を避けることにほかならない
戦争が起きる「5つの原因」を、ギャングの抗争から世界大戦までの幅広い実例と、ゲーム理論で解説。
「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書。
戦争の原因は5つしかない
【内容より】
◎平和は必ずしも平等や公正を意味しない
◎取引で敵を譲歩させるのに必要なのは「脅す力」
◎敵が軍備拡張する前に攻撃したい…「予防戦争」
◎「女性リーダーは平和をもたらす」とは言えない
◎国連などの国際機関は戦争防止には無意味か
◎経済制裁・和平調停・PKO等に効果はあるか
暴力や戦争については、数十年にわたり、経済学や政治学、心理学で研究され、さらには現実世界での介入の知見が蓄積されてきた。そして、そこからいくつもの直観に反する洞察が得られている。
その1つが、「人々はめったに戦わない」ということだ。世界には何百万もの敵対する集団の組み合わせがあるが、暴力に発展するのはそのごく一部に過ぎない。ほとんどの敵同士は、取引で何らかの妥協をし、非暴力的に互いを憎み合うことを選択する。理由は簡単で、戦争はコストがかかり過ぎるからだ。戦争は、利害の対立を解決するには最悪の方法なのである。
2つ目の直観に反する洞察は、「戦争の原因は少ない」ということだ。本書では、戦争の原因が、たった5つに類型化できることを示している。取引を拒絶し、大きすぎるコストも厭わず戦争に突入する原因は、5つしかないというのだ。
では、どうすれば平和は実現するのか。本書では、敵対する集団同士が平和を望んでいる場合には、驚くほど簡単に暴力は終結し、ギャング同士でさえもそれを行っていることが示される。より困難な状況下でも、先の「5つの原因」に取り組むことで、暴力の動機を減らし、取引に向かう動機を増やせることが、実例とともに明らかにされる。
本書は、「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書である。
【ご確認ください】
■
ご注文確定時に在庫切れの場合もございます。
ご注文時の在庫先によっては
4日以上(〜7日)かかる場合もございます。 当ストアではお取り寄せのご対応を行っておりません。
■
ご予約品と既刊商品は
カート・ご注文番号が分かれます。
ひとつのご注文番号におまとめすることはできません。
※ご予約品のうち、発売日が同じ商品のみひとつのカート・ご注文番号でご注文可能です。
※送料はご注文番号ごとに計算されます。
■ギフトなどのためにお届け先を別住所に登録されましても、金額入りの明細書は商品に同梱されます。
当ストアでは一切のギフト対応を行っておりません。■ご注文・お問い合わせの前に「
お買い物ガイド」「
ご注意点」をよくお読みください。
■お届け日のご指定は承っておりません。
■「帯」はお付けできない場合がございます。