内容説明
刑法の重要判例を厳選し、その判例としての意義・射程を解明しつつ、事案の適正な解決を探究する解説書。
目次
因果関係―三菱自工脱輪事件―最決平成24年2月8日刑集66巻4号200頁
先行事情と正当防衛―最決平成29年4月26日刑集71巻4号275頁
一連の行為と過剰防衛―最決平成21年2月24日刑集63巻2号1頁
錯誤における符合の限界―東京高判平成25年8月28日高刑集66巻3号13頁
被害者の同意と錯誤―自殺ごっこ事件―札幌高判平成25年7月11日高刑速(平25)号253頁
過失犯における注意義務の存否・内容―福知山線脱線事故―最決平成29年6月12日刑集71巻5号315頁
強要された緊急避難―東京高判平成24年12月18日判時2212号123頁
特殊詐欺における実行の着手―最判平成30年3月22日刑集72巻1号82頁
間接正犯および共同正犯―インスリン不投与事件―最決令和2年8月24日刑集74巻5号517頁
不作為による共同正犯―東京高判平成20年10月6日判タ1309号292頁〔ほか〕
著者等紹介
松原芳博[マツバラヨシヒロ]
早稲田大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)