商品説明内容説明
生を全うするために、死と向き合うのを先延ばしにしてはならない。医療や薬の発達によって生と死の間のグレーゾーンがひろがり、死が複雑になった現代。選択肢が増えたからこそ、患者や家族そして医師は「死のジレンマ」に悩まされることになった。ER、ICUで経験を積み、ジャーナリストとしても活躍する医師が、歴史家や倫理学者、緩和ケア医や移植専門医などに取材し、死にまつわる難問にこたえていく。
目次
第1部 死は、いつからが死なのか?(ポリシー四・四;死についての簡単な歴史;現代に生じた途絶)
第2部 死が意味することとは?(ようこそグレーゾーンへ;死の宣告―死期を判断するのは誰なのか?死のジレンマのルーツ―方程式)
第3部 死を人生の一部として受け入れる(良い死とは―最期の迎え方;死後の生―臓器提供の遺産;私たちは本当に死ぬ必要があるのか? ほか)
著者等紹介
ビガム,ブレア[ビガム,ブレア] [Bigham,Blair]
ジャーナリスト、科学者、救急医、ICU医。マックマスター大学とスタンフォード大学で学ぶ。現在、トロント大学マンク国際問題研究所のグローバル・ジャーナリズム・フェローとセント・マイケルズ病院の准研究員を務める
中川泉[ナカガワイズミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
医療が発達した現代、何をもって「死」とするのか?
医療や薬の発達によって生と死の間のグレーゾーンがひろがり、死が複雑になった現代。私たちは死を一体どのように捉え、受けとめるべきなのか。ジャーナリストとしても広く発信をする医師が、救急医療の現場で出会った多くの体験をもとに、歴史家や倫理学者といった専門家、ソーシャルワーカーや緩和ケア医、看護師といった医療のプロとの対話から死の受け止め方、ケアの形、死にまつわる難問にこたえていく。
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