内容説明
日本人がこよなく愛すウナギの食文化を絶やさないために、考えを持ち寄り、議論を尽くそうではないか。この趣旨に賛同した各界のキーパーソンたち―養殖業者、シラスウナギ漁業者、研究者、行政、メディアが一堂に会した画期的シンポジウム、待望の書籍化。
目次
GCOEアジア保全生態学からの挨拶
基調講演「ニホンウナギとともに生きる」
1 日本のウナギの現状(日本人はウナギをどう食べてきたのか;ニホンウナギの資源調査について;IUCNウナギレッドリスト会議報告;ウナギの情報と経済;産卵場調査から予測するニホンウナギの未来 ほか)
2 資源回復への試み―ステークホルダーからの提言(漁業者の役割―蘇るか浜名湖ウナギ;養鰻業界の役割―養鰻業界が行なっているウナギ資源保護対策;蒲焼商の役割;報道の役割―ウナギ問題をどう伝えるか;環境行政の役割―環境省第4次レッドリストについて ほか)
総合討論 人間とウナギこれからのつき合い方