内容説明
第二次大戦の傷跡生々しいウィーンで、若い男と女がめぐり合った。後に20世紀文学の煌く星となる二人。激しい恋のさなか、男は新天地パリに忽然と旅立つ…200通になんなんとする手紙に表わされた、20世紀文学の奇跡的ドキュメント。
目次
第1部 インゲボルク・バッハマン/パウル・ツェラン往復書簡
第2部 パウル・ツェラン/マックス・フリッシュ往復書簡
第3部 インゲボルク・バッハマン/ジゼル・ツェラン‐レトランジュ往復書簡
第4部 図版
第5部 書簡集原注
著者等紹介
バッハマン,インゲボルク[バッハマン,インゲボルク][Bachmann,Ingeborg]
1926‐73。オーストリア生まれの詩人・小説家
ツェラン,パウル[ツェラン,パウル][Celan,Paul]
1920‐70。ルーマニア・プゴヴィーナ生まれの詩人。パリに定住
中村朝子[ナカムラアサコ]
上智大学文学部ドイツ文学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)