内容説明
インスリンの欠乏が糖尿病の唯一無二の原因であるというドグマに挑戦!!糖尿病はグルカゴンをコントロールできなくなった結果であるという糖尿病の概念を根底から覆す画期的発見。本書は、その全貌を分かりやすく解説する「グルカゴン物語」である。
目次
第1章 グルカゴンのプロフィール
第2章 糖尿病におけるグルカゴンの再発見
第3章 ホルモンとしてのグルカゴン
第4章 糖尿病とグルカゴン
第5章 膵島内の混乱(パラクリノパシー)
第6章 グルカゴンの過剰はすべてのタイプの糖尿病に存在する
第7章 グルカゴンルネッサンス
第8章 グルカゴンが無ければ糖尿病にならない
第9章 変わる糖尿病治療:グルカゴン抑制薬の最前線
附 グルカゴンの抑制につながる食事の摂り方
著者等紹介
稙田太郎[ワサダタロウ]
昭和16年大分県生まれ。昭和41年九州大学医学部卒業。昭和41年東京虎の門病院インターン(4月から1年間)。昭和44年東京聖路加国際病院内科レジデント(4月から1年間)。昭和47年九州大学医学部第3内科助手。昭和53年テキサス大学SWメディカルセンター内科(R.Unger教授、糖尿病学)留学(2年間)。昭和60年九州大学医学部第3内科講師。平成4年東京女子医科大学糖尿病センター助教授。平成14年埼玉県済生会栗橋病院(東京女子医科大学特定関連病院)副院長(〜平成19年)。平成20年東京女子医科大学特定関連診療所医療法人従容会戸塚ロイヤルクリニック理事長。平成29年医療法人友愛会沼津さとやまクリニック院長。インスリン抵抗性に関する研究論文、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)