内容説明
「あるときある患者に試した技法が効果的でなければ、別の10の技法がその患者に役立つかもしれないということを、我々は常に検討すべきである―」。伝統的なものから最新の知見に基づくものまで、本書で紹介される認知療法の数々の技法は、治療場面ですぐに役立つアイディアにあふれ、治療者のレパートリーを格段に増やしてくれる。すでに認知療法を実践している治療者、興味をもつ治療者、そしてまた当事者にとっても、楽しくかつ有用な書物である。
目次
思考と思い込みを同定する
思考を検討し、それに挑戦する
思い込みとルールを検討する
心配を検討する
情報処理と論理におけるエラー
全体像を見渡す
スキーマに焦点を当てた治療
感情を処理するための技法
認知的歪曲を検討し、それに挑戦する
承認されることへの欲求を修正する
自己批判に挑戦する
結語
著者等紹介
リーヒイ,ロバート・L.[リーヒイ,ロバートL.][Leahy,Robert L.]
国際認知療法学会の会長であり、ニューヨークにある米国認知療法研究所の創始者および所長である。またコーネル大学医学部精神科の臨床助教授を務め、認知療法ジャーナルの前編集長でもある
伊藤絵美[イトウエミ]
慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士、臨床心理士、精神保健福祉士。現在、洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長
佐藤美奈子[サトウミナコ]
名古屋大学文学部文学科卒業。翻訳家。英語の学習参考書、問題集を多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)