内容説明
「原初バブル」の全貌とともに甦る『メサイア』作曲家の真像。原初バブル(南海泡沫事件)はどのように発生し、いかなる余波を伴ったのか。ドイツ・ハノーファーの王位継承工作要員としてイギリスに送り込まれた音楽家ヘンデルの活動を通して、事件の真相を究明する。
目次
序章 隠蔽されたオペラとバブル
第1章 イングリッシュ・コネクション
第2章 王位争奪戦
第3章 安定までの試練
第4章 黄金時代の構築
第5章 膨張と崩壊
第6章 金融クーデター
第7章 オペラの死闘
第8章 果てしなき四旬節
終章 復活の日
著者等紹介
山田由美子[ヤマダユミコ]
大阪市立大学大学院修士課程修了。博士(文学)。大阪市立大学助教授を経て、神戸女学院大学教授。ロンドン大学客員研究員(1995)、大阪市立大学経済学研究科客員研究員(2007‐08)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)