まなざしの誕生―赤ちゃん学革命 (新装版)

著者:下條 信輔【著】
出版社:新曜社

商品説明

目次

1章 イメージとしての赤ちゃん―ベビー・サイエンスの革命
2章 赤ちゃんは好奇心の動物―選好注視と馴化現象
3章 赤ちゃんはさかさの世界に住んでいる?―視空間知覚の発達
4章 見るおしゃぶりとしゃぶるおしゃぶり―空間認識の発生論
5章 赤ちゃんが鏡を見たら―模倣行動と自己認識
6章 自分が生まれたときのことを覚えていますか?―記憶とその発達
7章 頭のいい機械、応答する機械―赤ちゃん教育は可能か
8章 IQ200の赤ちゃん?―知能発達の本質
9章 赤ちゃんは二度生まれる―からだ、共生、まなざし
10章 赤ちゃんに「心」はあるか?―心の発生学の原理



著者等紹介

下條信輔[シモジョウシンスケ]
1955年、東京の生まれ。1978年、東京大学文学部心理学科卒業。1980年、同修士課程、1986年、同博士課程修了。この間、マサチューセッツ工科大学留学、同研究員、Ph.D.名古屋大学医学部特別研究員、スミス・ケトルウェル視覚研究所(サンフランシスコ)研究員を経て、現在カリフォルニア工科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

 「専門外の人に面白がってもらえるのが本当の学問である」刊行以来、赤ちゃんの理解が深まるだけでなく、赤ちゃんへのいとおしさがわき上がってくるような心理学の名著として、読み継がれてきた名著の新装版です。今はカリフォルニア工科大学の認知精神科学者として高名な著者が、MITで学んでいたときに着想を得て、書き下ろした著作ですが、本書の「赤ちゃんが、こころや世界を創造していく発達のプロセス」をめぐるメッセージは、今に至るも色あせることなく、むしろ遺伝学や神経科学の発展という時代のテストを経て、ますます確かなものとなってきました。「新装版まえがき」を加え、装幀も一新。

 この本は当時最新の研究紹介であるだけではなく、ある私的な思想の表明ともなってしまった。その思想とは、一言で言えば「遺伝vs経験」のジレンマを経験のサイド、発達のサイドから乗り越えてみせる、というメッセージだった。……本来生得説を唱えるはずの生物学者が経験による機能修飾を主張しはじめ、逆に学習説を唱えるはずの心理学者が遺伝決定論に傾くという皮肉な逆転現象が、2000年代初頭まで続いた。……しかし、よく考えてみれば、そんなはずはなかったのだ。そもそも「人格」なるものが何なのかを確定していないのに、その遺伝子を同定できるわけもない。IQの概念が崩壊しつつあるときにIQの遺伝子を見つけたと主張すること自体が、意味不明なのだから。……またIQ研究の伝統に対して、統計学的視点からの反省が芽生えた。機能の80%は遺伝要因の影響下にあるとしても、そのことは機能の80%が環境要因の影響下にあることと矛盾しない。この両者はそれこそパイこね変換のように、重層的に折り重なって成長の道筋を形造っている。知れば知るほど、遺伝決定論(や環境決定論)の底の浅さを思い知った。どちらから見ても同じように折り重なっているならば、それこそ自己達成予言的によき効果をもたらす側から、山に登ろうではないか。--私はこの本のメッセージに再び確信を抱いた。--(「新版まえがき」より)

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 【関連書籍】
 『 二歳半という年齢 』 久保田正人著 (定価2310円 初版1993)
 『 子どもは数をどのように理解しているのか 』 吉田甫著 (定価2310円 1991)
 『 ことばの前のことば 』 やまだようこ著 (定価2730円 1987)




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