“つながり”の戦後史―尺別炭礦閉山とその後のドキュメント

著者:嶋〓 尚子/新藤 慶/木村 至聖/笠原 良太/畑山 直子【著】
出版社:青弓社

商品説明

内容説明

1970年に閉山した北海道・尺別炭礦の生活実態を、「縁」をキーワードに掘り起こす。そのうえで、閉山とそれに伴う住民約4,000人の半強制的な移動を活写する。全国に散った人々の苦労やいまに続く「つながり」も照らし出し、生活者の視点から炭鉱の閉山とその後を追い、日本の戦後史に位置づける。



目次

「縁」の集積からみる炭鉱コミュニティ―ねらい
尺別炭礦―戦後のあゆみ
第1部 炭鉱コミュニティでの「縁」の集積―尺別の戦後史(炭鉱労働での「職縁」―“つながり”と信頼;炭鉱家族の「血縁」―“つながり”と暮らし;炭鉱の学校と「学縁」―子どもたちの“つながり”;炭鉱コミュニティの「暮らし」―尺別の地縁の多層性)
第2部 炭鉱閉山と「縁」の離散―一九七〇年二月(尺別炭礦の閉山と地域崩壊―閉山ドキュメント;閉山後の再就職―離散からの再出発;尺別からの転出―「縁」を活用した再就職と移動)
第3部 「炭鉱の縁」の展開―故郷喪失からの五十年(「地縁」のゆくえ―同郷団体にみる新たな“つながり”;「学縁」の展開―閉山時高校生・中学生の五十年;継承される炭鉱の「縁」と文化)



著者等紹介

嶋〓尚子[シマザキナオコ]
1963年、東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専攻はライフコース社会学、家族社会学

新藤慶[シンドウケイ]
1976年、千葉県生まれ。群馬大学共同教育学部准教授。専攻は地域社会学、教育社会学

木村至聖[キムラシセイ]
1981年、神奈川県生まれ。甲南女子大学人間科学部准教授。専攻は文化社会学、地域社会学

笠原良太[カサハラリョウタ]
1990年、茨城県生まれ。早稲田大学文学学術院助手。専攻は家族社会学、教育社会学

畑山直子[ハタヤマナオコ]
1983年、埼玉県生まれ。日本大学文理学部研究員。専攻は地域社会学、ライフコース研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

炭鉱から生まれた「縁」は、ヤマの誕生から閉山、そして現在まで、人々をどう支え続けてきたのか。

1970年に閉山した北海道・尺別炭砿のコミュニティの生活実態を、職場・家族・学校・地域の「縁」をキーワードに掘り起こす。そのうえで、閉山、地域社会の消滅、約4




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