内容説明
市場や競争は、自由放任ではうまくいかないんです。独禁法で、消費者を、まともに競い合いをしている事業者を、守る。現代経済社会の根幹をささえる法律、独禁法。その全体像をほぼ条文なしでやさしく語る授業、開講。
目次
独禁法って何?
ざっと、独禁法をみてみよう
カルテルや入札談合
独禁法違反の調査と違反行為への措置
優越的地位の濫用って?/そう、不公正な取引方法の1つです
ほかにも独禁法違反行為はあります―いろいろな不公正な取引方法と私的独占
合併とか買収といった企業結合審査の考え方と手続
適用除外とか、行政指導とか、規制分野とか
国際カルテルにどう立ち向かっているか
公正取引委員会とは、そして最後に独禁法の歴史をちょっと
著者等紹介
菅久修一[スガヒサシュウイチ]
公正取引委員会事務総長。1983年東京大学経済学部卒業。公正取引委員会事務局入局。以降、在ベルリン日本国総領事館領事、審査局管理企画課長、官房総務課長、消費者庁審議官、公正取引委員会事務総局取引部長、経済取引局長等を務める。2020年1月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
独禁法の全体像とその根幹を、ほぼ条文なしでやさしく語る授業、開講。
「市場や競争は、自由放任ではうまくいかないんです」「独禁法で、消費者を、そして真面目に競い合いをしている事業者を、守る」現代自由主義経済を支える法律、独占禁止法。その理解は現代社会の理解につながる。授業形式でその背景・根幹から独占禁止法を語り口調でやさしく解説。授業シリーズ、開講。