超伝導の物理学

著者:青木 秀夫【著】
出版社:裳華房

商品説明

内容説明

水素系における室温に近い超伝導や、グラフェンにおける超伝導、さらに銅系・鉄系に続くニッケル化合物超伝導体、非平衡における超伝導としてヒッグス・モードなども解説。旧版では十分触れられなかった、2次元系におけるBKT転移、BCS‐BECクロスオーバーなどにも及ぶ。また、著者自身の興味として、平坦バンド超伝導、多バンド超伝導体におけるFeshbach共鳴などのトピックスも将来性を期して加え、コラムも息抜きとして充実。これらを含めて全体にブラッシュアップさせると共に、新展開は無関連に発展したのではなく互いに絡み合っていることも強調した。



目次

1 超伝導とは何か
2 統計力学の復習と超伝導の現象論
3 BCS理論
4 高温超伝導
5 電子相関と超伝導
6 鉄系超伝導体とニッケル化合物超伝導体
7 様々な物質における超伝導
8 いくつかの話題
9 非平衡下の超伝導―ヒッグス・モード
10 超流動と量子ホール効果
11 超伝導の課題と展望



著者等紹介

青木秀夫[アオキヒデオ]
1950年東京都生まれ。2017年ETH Z¨urich(スイス連邦工科大学)物理学科客員教授。専攻、物性物理学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

 本書は、超伝導を初めて学ぶ方はもとより、すでに知っている方にも自らの考えをまとめる縁となることを目指して出版された『物性科学入門シリーズ 超伝導入門』(2009年刊行。以下「旧版」)を、刊行から15年ほどの月日が経った間に超伝導の分野で驚くほどに様々な画期的な発展があったことも踏まえ、タイトルも一新して大幅に増補・改訂したものである。
 旧版と同様、執筆姿勢としては専門家向けの詳細な総説というよりは、むしろ概念の面白さを、ある意味で入門書的に分かりやすく解説することを旨とした。

 本書の前半では、従来型の(低温)超伝導に対するスタンダードなBCS理論を解説し、後半では、銅酸化物高温超伝導を始めとする、より革新的な世界を紹介した。この15年間の最新にわたる新展開としては、物質としては、水素系における室温に近い超伝導や、グラフェンにおける超伝導、さらに銅系・鉄系に続くニッケル化合物超伝導体などを解説し、また、非平衡における超伝導としてヒッグス・モードなども解説した。改訂は、旧版では十分触れられなかった事柄、例えば、2次元系におけるBKT転移、BCS-BECクロスオーバーなどにも及ぶ。
 また、著者自身の興味として、平坦バンド超伝導、多バンド超伝導体におけるFeshbach共鳴などのトピックスも、将来性を期して頁数が割かれている。コラムも息抜きとして充実させた。これらを含めて全体にブラッシュアップさせるとともに、新展開は無関連に発展したのではなく互いに絡み合っていることも強調した。




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